2010年07月13日(火)
5月貿易収支は422.7億ドルと予想以上に赤字拡大
[経済指標]
貿易収支
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、単位100万ドル、▲赤字
| 10年5月 | 前月比 | 10年4月 | 市場予想 | ||
| 貿易収支 (モノ+サービス) | ▲42266 | ↑ 4.83% | ▲40320 | ▲39400 | |
| >モノ(Goods) | ▲54457 | ↑ 3.65% | ▲52540 | ||
| >サービス | 12191 | ↓0.24% | 12220 | ||
| 輸出 (モノ+サービス) | 152250 | ↑ 2.37% | 148720 | ||
| 輸入 (モノ+サービス) | 194516 | ↑ 2.90% | 189040 |
米商務省が発表した5月の貿易収支は422億6600万ドルの赤字だった。前月から4.83%、2ヶ月連続増加となり、2008年11月以来の大幅赤字。予想以上の赤字拡大でもある。なお、4月の赤字幅は速報の402億8500万ドルから403億2000万ドルに改定。年初からあわせて1978億4200 万ドルの赤字で、これは前年同期から37.64%増になる。
5月の輸入が2.90%増加した。4月に3ヶ月ぶりのマイナス転落となったのから再びアップである。モノだけで3.11%増。自動車関連が12.79%のプラスで、これは昨年7月以来の高い伸びである。一般消費財は7.01%増加。医薬品や玩具・スポーツ用品、アパレル、テレビなどが特に大きなプラスだった。資本財はコンピューターや工業用機械などを中心に5.45%アップで、4ヶ月連続増えた。食品・飼料・飲料が2.64%増加。
モノの輸入で工業品だけが減少となった。前月から4.25%ダウン。このうち、原油輸入は季節調整前で5.04%、3ヶ月ぶりのマイナス転落。単位価格がやはり2月以来で下がって76.93ドルとなった。買い付け規模は日量903万3000バレル。前月を7.86%下回り、1月以来の前月割れである。季節調整後でも原油輸入がダウンとなったほか、石油製品、天然ガス、燃料油などエネルギーの減少が目立つ。
サービス輸入は1.85%増加した。4月が下方修正によって速報で0.70%増だったのから0.33%減に改定。このため、5月は3ヶ月ぶりの前月比プラスとなる。
輸出が前月比2.37%増加に転じた。モノが2.84%アップで、食品・飼料・飲料以外のカテゴリーが揃って前月を上回っている。中でも資本財が5.52%と昨年9月以来で5%を超える増加。工業用機械、医療関連機具、発電機などの伸びが目立つ。一般消費財は宝飾品やテレビ、アパレルなど2.62%のプラス。工業品が1.75%増え、燃料油やプラスチック素材、化学肥料などが前月比プラスだった。自動車および部品は1.49%アップ。食品関連が0.742%、2ヶ月連続ダウンとなった。サービス輸出は1.28%増加。4月が速報での0.19%増加から0.44%減少に改定となり、昨年5月以来のマイナス転落であった。しかし、ことし5月に回復した格好となる。
5月の物価上昇を考慮した実質値(リアルマネー)ではモノの赤字が前月比4.23%増の460億3900万ドルだった。石油関連が10.84%落ちながら、非石油は14.95%増加である。
国別で赤字最大の対中国が222億8400万ドルとなった。前月の193億1500万ドルから拡大。中国に次いで2番目に赤字幅の大きい対メキシコでは53億2500万ドルから61億5200万ドルにアップだ。反面、日本とのギャップが前月の48億1500ドルから36億900万ドルに縮み、対カナダや石油輸出国機構(OPEC)に対する赤字幅も縮小した。
Posted by 松 7/13/10 - 08:36



