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2011年07月08日(金)

6月非農業雇用数は前月から1.8万人増加、予想大きく下回る
  [経済指標]

非農業雇用数
出所:米労働省、NY8:30発表、季節調整値、単位1,000人

11年6月 前月比 11年5月 市場予想
非農業雇用数 131017 ↑18 ↑25 ↑80
民間雇用数 108953 ↑57 ↑73 ↑110
週平均労働時間 34.3 ↓0.1 34.4 34.4
時間あたり賃金 $22.99 ↓0.04% ↑0.31% ↑0.2%

米労働省が発表した6月の非農業雇用数は前月比1万8000人増えた。昨年10月から増加基調を続けているが、6月はこの9ヶ月間で最も小さい前月比プラス。市場予想も大きく下回る。また、5月の増加数は速報の5万4000人から2万5000人に下方修正。4月は21万7000人とこれも従来推定の23万2000人より小幅プラスだ。2011年の非農業部門雇用数は最初の6ヶ月間で75万7000人増加。月平均12万6000人増で、前月時点での15万6600人からダウン。

政府雇用は3万9000人減少し、これを差し引いた民間雇用数は5万7000人増だ。2010年3月から連続して増加だが、6月は昨年5月以来の小幅プラスである。

資源・鉱業や建設を含めた製造全体の雇用が前月比4000人増加した。9ヶ月連続アップで、またプラス幅は前月の3000人以上。製造業だけで6000人の雇用増となった。

製造業は5月に昨年10月以来でマイナス転落したのから回復した格好だ。耐久財が1万5000人増。10ヶ月連続アップ。産業別でも雇用拡大が多く、中でも金属製品や機械、ハイテク関連、輸送機器が目立つ。一方、非耐久財は2ヶ月連続減少。ただ、マイナス幅は9000人と前月の1万4000人(修正値)より小さかった。食品、プラスチック・ゴム製品、印刷関連の落ち込みが大きかった一方で、飲料品・たばこ、紙製品など増加した産業もある。

鉱業は7000人、6ヶ月連続増加した。ただ、5月が6000人増から9000人増に上方改定となったことから、6月に雇用ペーススローダウンだ。一方、建設が9000人減り、1月以来のマイナス転落。また、5月の前月比も速報で2000人増だったのから4000人減少に修正された。

民間サービス業は5万3000人増加した。2010年1月から18ヶ月連続アップ。ただし6月は昨年5月以来の小幅プラスである。プロフェッショナル・サービスが1万2000人増。昨年9月以降最も小さい増加数である。産業別にまちまち。会計関連、コンピューターシステムデザイン、マネジメントコンサルティングなどは増加したが、事務関連、法律関連、ビジネスサポートなど前月からダウン。短期派遣は1万2000人減少した。3ヶ月連続ダウンで、また2009年6月以来の大幅マイナスである。

小売は5200人増加に転じ、卸売が7100人と前月以上のプラスだった。輸送関連は5ヶ月連続アップとなったが、増加数は3600人とこの間で最も小さい。金融関連は1万5000人減り、2月以来のマイナス転落だ。金融機関・保険だけで8700人ダウンで、これは昨年1月以降最大の落ち込み。不動産・リースは6200人、1月以来で減少した。

医療関連の雇用が一段と細った。6月は1万7400人で、昨年1月以降最小の増加数である。教育は1万7400人減少し、2006年6月以来、ちょうど5年ぶりの大きなマイナス幅となった。美術・娯楽は1万9200人増加に転じた。ホテル・外食サービスが1万4800人アップ。5月の前月比は修正により200人と小幅ながらも昨年11月以来の減少だったが、6月に改善した格好になる。

政府雇用は昨年11月から連続ダウンとなった。ただ、前月に比べて減少ペースはスローダウンしている。州政府で7000人のマイナス。やはり、昨年11月以降前月を上回ったことはないが、前月より小幅減少。地方自治体も1800人と前月の約半分の減少にとどまった。連邦政府は1万4000人落ち込み、これは昨年9月以降最大のマイナスである。また、5月の前月比が速報の1000人増加から2000人減少に改定で、この結果、4-6月の3ヶ月連続ダウンとなった。

週間平均労働時間は34.3時間で、前月から0.01時間減った。市場予想も下回る。時間あたり賃金が前月比0.04%減の22.99ドル。予想外に前月を下回った。賃金は前年比較だと1.86%高い。

Posted by 松    7/8/11 - 08:42 

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