2011年11月04日(金)
10月非農業雇用数は前月から8万人増加、予想やや下回る
[経済指標]
非農業雇用数
出所:米労働省、NY8:30発表、季節調整値、単位1,000人
| 11年10月 | 前月比 | 11年9月 | 市場予想 | ||
| 非農業雇用数 | 131516 | ↑80 | ↑158 | ↑85 | |
| 民間雇用数 | 109537 | ↑104 | ↑191 | ↑117 | |
| 週平均労働時間 | 34.3 | →0.0 | 34.3 | 34.3 | |
| 時間あたり賃金 | $23.19 | ↑0.22% | ↑0.26% | ↑0.2% |
米労働省が発表した10月の非農業雇用数は前月比8万人増となった。雇用は10月から連続して増えているが、9月の15万8000人(修正値)から増加ペースが鈍った格好になる。市場予想も下回った。なお、9月の増加数は速報の10万3000人から上方改定であり、また8月も10万4000人のプラスと、従来推定の5万7000人以上に改定。2011年の非農業部門雇用数は年初から10月まであわせて125万6000人増加。月平均12万5600人増で、前月時点での11万9000人よりやや多い。
雇用は政府の2万4000人減少を差し引き、民間だけで10万4000人増加となる。2010年3月から前月を上回った。ただ、前月の19万1000人(修正値)に比べて伸びペースは鈍い。
資源・鉱業や建設を含めた製造全体の雇用が前月比1万人減少に転じた。建設でマイナス転落となり、1月に記録した今年最大の減少数と同じ2万人。しかし、鉱業では5000人と前月と同じ増加数を記録し、年初からの連続アップも続けている。
製造業だけでも5万増加した。前月より多いのは3ヶ月ぶりである。需要拡大は耐久財で、1万1000人と3ヶ月ぶりの大幅増加。セクター別でも前月比プラスが多い。自動車および部品をはじめ輸送機器の伸びが大きく、金属関連、機械などデモ増加が目立った。非耐久財は6000人減少し、2ヶ月連続の前月比マイナス。中でも化学品、印刷関連、プラスチック・ゴム製品の減少が進んだ。石油関連は増加。
民間サービス業は11万4000人増加した。2010年1月から22ヶ月連続アップ。ただし、前月の16万2000人(修正値)に比べると小幅増加。小売業が1万7800人、3ヶ月ぶりの大幅増だった。金融関連が4000人増に転じ、しかし、金融機関・保険だけなら200人ダウン。不動産・リースが4000人アップとなり、これは3月以降最大の雇用増加である。
プロフェッショナル・サービスが3万2000人増えた。6月から連続アップだが、10月のプラス幅はこの4ヶ月間で最少。このカテゴリーにある一時雇用は4ヶ月連続アップ。ただ、これも1万5000人と前月の2万1100人(修正値)から伸び悩んでいる。
教育や医療の需要は底堅いが、一ヶ月と比較してペースが鈍化した。特に10月の医療雇用増加数は1万6300人と昨年1月以降最小である。美術・娯楽・レクリエーションは6500人増加に転じ、ホテル・外食サービスが5ヶ月アップで、また前月以上の1万5800人である。
政府雇用は年初から8月を除いて連続の減少となった。連邦政府で2000人、州政府は前月を2万人下回り、昨年8月以来の大幅マイナスだ。地方自治体で2000人減少し、こちらは前月のマイナス幅の1割弱にとどまった。
週間平均労働時間は34.3時間となった。前月から変わらず、市場予想とも一致。時間あたり賃金が23.19ドルで、前月比0.22%上昇した。前月から伸び悩み、市場予想の範囲内の伸びでもある。前年比較だと1.84%高い。
Posted by 松 11/4/11 - 08:42



