2012年07月27日(金)
4-6月期GDPは前期比1.54%増加、予想上回る
[経済指標]
実質国内総生産(GDP) 速報値
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、年率、単位10億ドル
| 12年2Q | 12年1Q | 市場予想 | ||
| 実質国内総生産 | ↑ 1.54% | ↑1.96% | ↑ 1.2% | |
| 個人消費 | ↑ 1.48% | ↑2.45% | ||
| 国内投資 | ↑ 6.16% | ↑9.76% | ||
| 物価指標 | ||||
| >GDPデフレーター | ↑ 1.56% | ↑2.00% | ↑ 1.6% | |
| >個人消費支出(PCE) | ↑ 0.72% | ↑2.49% | NA | |
| >>コア | ↑ 1.75% | ↑2.23% |
米商務省によると、4-6月期実質国内総生産(GDP)速報値は前期比1.54%増加した。3四半期ぶりの小幅成長になる。ただし、事前予想は上回った。GDPは2009年7-9月期から12四半期連続増加となった。なお、商務省は2009年以降のデータを全面修正した。
経済の3分の2を占める個人消費支出が1.48%増えた。昨年4−6月期以来、ちょうど1年ぶりの低い伸び。耐久財が0.98%減少し、4四半期ぶりの前期割れ。自動車および部品が10.65%、家具が1.53%それぞれマイナス転落した。非耐久財は1.54%アップ。3四半期連続で増えたが、ほかの2四半期に比べて小幅プラスだ。しかも、食品と衣料品は0.41%、5.40%いずれも減少。しかし、エネルギー製品が14.54%増加に転じた。サービスは1.87%増加。昨年4−6月期以来の高い伸びとなった。
設備投資は5.36%増えた。昨年4-6月期から連続アップだが、4-6月期はこの5四半期で最も低い伸びである。建造物は0.92%増と、前期の1割を越える伸び率から大きく縮小。半面、機器・ソフトウエアは7.16%と前期以上に増えた。
在庫投資は663億ドル増加した。前期よりプラス幅拡大。この結果、1-3月期にはGDPに0.39ポイントのマイナス要素だったのが、4-6月期には0.32ポイント寄与した。
住宅投資は前期比9.77%増えた。5四半期連続アップになり、しかし伸び率は3四半期ぶりに小さい。
貿易収支では4243億ドルの赤字となった。2010年7−9月期以来の大幅赤字。GDPへの寄与度が前期にプラス0.60ポイントだったのに対し、4−6月期はマイナス0.31ポイントだ。輸出が5.32%増え、前期以上の伸びとなったが、輸入はさらに大きな5.97%増。モノだけで、輸出と輸入いずれも6.04%増えた。サービスだと、輸出が3.65%アップ、輸入5.47%増加した。
政府支出は前期比1.43%減となった。2010年7-9月期から連続ダウンだが、マイナス幅が4四半期ぶりに小さい。
連邦政府による支出が4四半期連続ダウンで、ただ、ほかの3四半期に比べて小幅の0.35%減。地方政府だと2009年10−12月期から減り続け、また直近のマイナス幅が2.14%で前期とほぼ同じだった。
物価については、個人消費支出物価指数(PCE)が前期比0.72%上昇、エネルギーと食品を除いたコア指数は1.75%上がった。それぞれ前期の2.49%、2.23%から上昇ペースが鈍った。前年比伸び率はPCE1.65%、コア1.81%。
Posted by 松 7/27/12 - 09:02



