2012年08月29日(水)
4-6月期GDPは前期比1.73%増加に上方修正、予想上回る
[経済指標]
実質国内総生産(GDP)改定値
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、年率、単位10億ドル
| 12年2Q | 速報値 | 12年1Q | 市場予想 | ||
| 実質国内総生産 | ↑1.73% | ↑1.54% | ↑1.96% | ↑ 1.6% | |
| 個人消費 | ↑1.69% | ↑1.48% | ↑2.45% | ||
| 国内投資 | ↑20.93% | ↑6.16% | ↑9.76% | ||
| 物価指標 | |||||
| >GDPデフレーター | ↑1.60% | ↑1.56% | ↑2.00% | ↑ 1.6% | |
| >個人消費支出(PCE) | ↑0.74% | ↑0.72% | ↑2.49% | NA | |
| >>コア | ↑1.77% | ↑1.75% | ↑2.23% |
米商務省によると、4-6月期実質国内総生産(GDP)は前期比で1.73%増加した。3-四半期ぶりの小幅成長であるが、速報の1.54%からは上方修正、事前予想も上回った。GDPは2009年7-9月期から12-四半期連続で増加した。
経済の3分の2を占める個人消費支出伸び率は1.48%から1.69%に改定となった。耐久財は4-四半期ぶりの前期割れだが、マイナス幅は速報で0.98%だったのから0.06%に大きく縮小。自動車および部品は9.45%、家具0.42%といずれも速報値より小幅減少に改定された。一方非耐久財は3-四半期連続増加となったものの、プラス幅は1.54%から0.54%に下方修正となった。食品は0.58%と速報値を上回る減少。エネルギー製品は前期からプラス転換だが、伸び率は7.09%と速報の半分以下。衣料品は4.97%の前期比マイナスで、減少率は速報よりやや小さくなった。サービスは2.38%増加、速報での伸び率1.87%から引き上げで、2006年10−12月期以降最大となった。
貿易収支は、4047億ドルと3-四半期ぶりの小幅赤字、速報で4243億ドルと2010年7-9月期以来の大幅赤字だったのから修正された。GDPへの寄与度も速報でマイナス0.31ポイントだったのに対し、改定値ではプラス0.32ポイントになった。輸出が6.03%と速報以上の伸びとなった一方、輸入の増加率は2.88%と速報地の半分近くに引き下げ、4-四半期ぶりの小幅プラスでもある。モノだけで、やはり輸出の伸び率が上方修正となり、輸入は下方修正。サービスだと、輸出と輸入ともに速報値以下の前期比プラスである。
政府支出は前期比0.88%減となった。2010年7-9月期から連続ダウンだが、マイナス幅は4-四半期ぶりに小さく、速報の1.43%からも下方改定された。連邦政府による支出が0.16%、地方政府で1.38%といずれも速報より小さい減少幅となった。
設備投資は昨年4-6月期から連続して増加しているものの、伸び率は5.36%から4.20%に改定となった。背景にあるのが機器・ソフトウエアの7.16%増から4.72%増への修正で、改定値は2009年7-9月以降最小の伸び率だ。一方、建造物は0.92%増から2.89%増に引き上げられた。
在庫投資は3-四半期連続で増加したが、増加幅は663億ドルから499億ドルに改定、前の2-四半期に比べて小幅となっている。また、速報でGDPに0.32ポイント寄与していたのが、修正によって0.23ポイントのマイナス要素になった。
住宅投資は前期比で8.92%増えた。5-四半期連続アップとなるが、伸び率は3-四半期ぶりに小さく、速報の9.77%からも引き下げとなった。
物価については、個人消費支出物価指数(PCE)が前期比0.74%上昇、エネルギーと食品を除いたコア指数は1.77%上がった。それぞれ速報の0.72%、1.75%から上方修正となるが、前期の2.49%、2.23%に比べるとペースはスローダウンだ。前年比の伸び率はPCE1.65%、コア1.81%と速報から据え置きとなった。
Posted by 松 8/29/12 - 08:38



