2013年04月16日(火)
エジプト冬小麦生産、外貨要因などから政府予測に懐疑的な空気
[穀物・大豆]
国連食糧農業機関(FAO)は16日付けレポートで、エジプトの2013年冬小麦生産が950万トンになるとの政府予測が疑問視されていることを指摘した。エジプト農務省は作付が143万ヘクタールと過去最高になり、生産も記録更新する見方を示す。しかし、アナリストなどの間では、外貨準備高の縮小、肥料やディーゼル燃料の供給やコスト絡みの影響懸念から政府の生産予測に懐疑的な空気が強いという。ただ、作柄に適した天候であることも記している。
FAOによると、直近のデータでエジプトの小麦輸入が2012年7月から2013年1月の間に600万トンとなった。大勢がロシア、ウクライナ、欧州連合(EU)からという。ロシアとウクライナの収穫が完了する8月あたりまで輸入ペースは鈍くなる見通しを示した。このほか、カザフスタン、インドと買い付けで交渉中とも伝えている。FAOは輸入でも外貨準備高による影響が懸念されていることを挙げた。エジプトの外貨準備高は3月21日時点で134億ドル。2011年初めの360億ドルの半分以下になり、貿易赤字拡大、観光や海外からの直接投資での減収が背景にあるとした。
Posted by 直 4/16/13 - 13:25



