2018年12月06日(木)
18/19年度世界コーン生産推定、50万トン下方修正・AMIS
[穀物・大豆]
農産物市場情報システム(AMIS)は月次レポートで、世界の2018/19年度コーン生産推定を10億6840万トンと、前月時点での10億6890万トンから50万トン引き下げた。ロシアと米国の生産が当初予想を下回るとみられ、ウクライナの上方修正でも相殺できなかったという。世界生産は前年に比べると2.3%減少する。
2018/19年度の消費予想は11億980万トンから11億790万トンに引き下げ、米国とロシアの飼料用を下方修正した結果という。ただ、欧州連合の飼料用は引き上げた。前年に比べると3.3%増加する。貿易は1億5720万トンでの見通しで、140万トン上方修正。複数の国の輸入需要やウクライナの輸出が従来の予想を上回るためという。前年からは1.47%の増加予想とした。期末在庫は2億6740万トンから2億6750万トンに小幅引き下げた。過去最高の前年との比較で14%ダウン。中国と南米、米国の在庫縮が特に大きくなるとの見通しを示した。
AMISは、市場の透明性を高めることなどを目的に主要20カ国・地域(G20)が設立した。
Posted by 直 12/6/18 - 10:56