2019年04月11日(木)
IEA、世界石油需要見通しを前月から据え置き、生産は3月に減少
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は11日に発表した月報で、2018年の世界石油需要の伸びを前年比で日量130万バレル、2019年を140万バレルと推定、前月から据え置きとした。2019年の需要の伸びはOECD諸国が日量30万バレル、新興国が110万バレルになるという。中国とインド、米国の需要は、1月から2月の間に前年比で100万バレル増加、OECD諸国の需要は2018年10-12月期に2014年以来で減少、2019年1-3月期も減少となるが、主に欧州圏の落ち込みによるもので、今後は米国の需要主導で回復に向かうという。
3月の世界石油生産は日量9,920万バレルと、前月から34万バレルの減少。OPEC減産に加え、ベネズエラの生産が大きく落ち込んだ。2018年11月の水準を310万バレル下回る一方、前年比では53万バレルの増加となる。非OPEC産油国の生産は、2019年に日量170万バレル増加、前年の280万バレルから増刊のペースが鈍る格好となる。
OPECの3月の生産量は日量3,010万バレルと、前月から55万バレル減少した。サウジが減産を更に進めたことと、ベネズエラの生産が大きく落ち込んだのが背景にある。サウジなの生産はここ2年以上ぶりの低水準、OPEC全体の減産遵守率は153%にまで上昇した。OPECへの石油需要(Call on OPEC)は、2019年4-6月期には日量3,090万バレルに増加するという。
OECD諸国の在庫は2月末時点で前月から2,170万バレル増加、3ヶ月続いた積み増しが一服する格好となった。取り崩しは過去5年平均の510万バレルを上回っており、ガソリンの大幅な取り崩しや原油の積み増しペースが鈍ったことが主な要因となる。早期データによると、3月は欧州で原油在庫の大幅な積み増しがみられたという。
製油所稼動は、3月に日量250万バレル減少、米国を中心に予定外の稼動停止や事故が相次いだのが背景にある。2019年の見通しは日量70万バレルの増加に下方修正、7-9月期には2011年以来の大幅な落ち込みが見られるという。
Posted by 松 4/11/19 - 06:30



