2006年11月20日(月)
中央銀行は安心感を持てない、ECB総裁
[要人発言]
欧州中銀(ECB)のトリシェ総裁は19日、豪州で開かれたBIS会議後の記者会見で、2007年の経済成長は06年に比べるとやや弱いかもしれないが、引き続き力強く(dynamic)成長するとの見通しを示し、中央銀行が安心感(complacency)を持てるような余地は存在しないと、インフレへの懸念を改めて表明した。
石油価格が再び上昇する可能性は残っており、インフレの進行が経済成長の阻害要因を作り出すリスクは依然として高いとした上で、これは今回を含め最近開かれた会議の参加者全ての認識であると付け足した。
Posted by 松