2006年11月20日(月)
現在の金融政策に満足、ダラス連銀総裁
[要人発言]
ダラス連銀のフィッシャー総裁は20日、ベルリンで開かれた会議で講演、FOMCメンバーの
一人として、現在の金融政策には満足していると述べた。講演前に連銀から発表された
草稿には目先の金融政策などについての言及はなく、市場の反応も限定的だったが、
その後の質疑応答では多岐にわたる発言をしたようだ。
ECBの政策については、非常にうまく物価を調整していると評価、また欧州がユーロを
導入したのは良いことで、将来ユーロが各国の外貨準備の中において重要性を増して
いくだろうとの見通しを示した。もっとも、それに伴うドルへの影響はないという。
また先週発表されたCPIの内容については、物価が良い方向に向かっていることに
勇気付けられたとしながらも、単月の数字だけでトレンドは発生しないと、
これまでの見方を繰り返している。
インフレターゲットの導入については、まだ議論に入っていないとだけ述べたようだ。
Posted by 松