2006年11月30日(木)
アンゴラがOPEC加盟を決定
[エネルギー]
アンゴラ政府は29日、石油輸出国機構(OPEC)加盟を閣議決定した。同国の生産量は日量約140万バレル、OPECで承認されれば、12番目の加盟国となる。
他にも南米エクアドルでも、大統領選で勝利した左派勢力のコレア氏がOPEC加盟を申請する意向を示しており、OPECの国際社会における発言力が高まりそうだ。
もっとも新規加盟が決まるということは、ほとんど有名無実となっている現在の生産量の割当枠の見直しが不可欠となり、OPEC加盟国内における不協和音が高まる懸念もある。特にアンゴラの加盟では同じアフリカ勢のナイジェリアやアルジェリア、エクアドルでは同じ南米のベネズエラが発言力を増す可能性が高い。これまでのようにサウジを中心とした中東勢が仕切るOPECという構図も、変化するのかも知れない。
Posted by 松