2006年11月30日(木)
10月総会での減産は「ターニングポイント」、OPEC事務総長
[エネルギー]
OPECのバーキンド事務総長は30日、アラブ石油輸出国機構(OAPEC)会合が開かれているエジプトでインタビューに答え、OPECはまだ追加減産を決定したわけではないと発言した。今後の在庫の推移を注意深く見守り、価格動向を見た上で判断するという。
OPECが10月の緊急総会で120万バレルの減産を決定したことは、「ターニングポイント」だったと、OPECが基本方針を転換したことを示唆、価格下落のスパイラルに陥ることは食い止めなければならないと、価格次第では追加減産も辞さない構えを改めて示した。また、ロシアなど非OPEC諸国の生産が急速に伸びていることに対しては、警戒感をあらわにした。
アンゴラがOPEC加盟を求めていることについてはこれを認め、更にはスーダンの加盟準備が進んでいることも明らかにした。もっとも、加盟の時期などはまだ何も決まっていない模様。
Posted by 松