2006年11月13日(月)
条件付きながらイランの核開発に理解、米エネルギー長官
[エネルギー]
ボドマン米エネルギー長官は13日、ワシントンで開かれた中東研究所の会議でスピーチ、
OPECによる追加減産は経済に良い影響を与えないとの見通しを示した。供給の割当制や
減産、目標価格帯の設定といった意図的に市場をゆがめようとする試みは成功しないとし、
世界の石油市場は透明性があって予測可能な方法で機能するべきだと強調した。
OPECが10月に120万バレルの減産を決定したことについても、
「満足していない」 と明確な不快感を示した。
イランの核開発問題については、同国の原子力発電建設を条件付ながらも支持すると発言。
彼らが世界原子力エネルギーパートナーシップ(GNEP)の方針を受け入れるのなら、
米国も多くの点で政策を変更するだろうと、柔軟姿勢に転じる可能性を示した。
GNEPはロシアがイランの原子力開発の道を開く手段として働きかけている。
・・・ OPECによる減産には消費国として明確な不快感を示すのは十分に理解できるが、
条件付ながらイランの核開発について理解を示したのは驚きに値する。これも中間選挙で
共和党が大敗した事の影響なのだろうか。イランの核開発問題についてこの先大きな動きが
出てくる予感がますます高まってきた。
Posted by 松