2006年11月14日(火)
プラチナ価格見通しは980-1,200ドル、J &M
[メタル]
ジョンソン・アンド・マッセイ社は14日に発表したレポートで、2006年度のプラチナ市場は需要が供給をやや上回るものの、全体的にはバランスの取れた状況が続くとの見通しを示した。
向こう6ヶ月間の価格レンジは1トロイオンス980ドルから1,200ドルと予想、2006年度の供給不足は2万オンス程度に収まるという。
ここまでの宝飾需要の落ち込みについては、それほど心配する必要はないという。日本や西欧諸国の婚礼用需要は依然として堅調、一方婚礼以外の宝飾需要は価格に敏感に影響されやすいとした。また、中国の婚礼用市場は十分に開拓されているとはいえず、業界が市場拡大を積極的に行っているとした。
目先の懸念材料としては、米国の景気落ち込みによる自動車売上の減少、消費者心理の悪化による宝飾需要の低下などを挙げている。
需要: 宝飾需要の落ち込みにもかかわらず、702万オンスと前年比で5%増加
>自動車用触媒需要: 前年比15%増の438万オンス
>宝飾需要: 前年比11%減の174万オンス
供給: 南アフリカの生産拡大などで前年比5%増の700万オンス
Posted by 松