米国最大の年金基金で、2,200億ドル以上の資産を持つカリフォルニア州公務員年金基金（カルパース）は13日、500億ドルのエネルギー、メタル、農産物市場への直接投資を承認したことを明らかにした。

資産の更なる分散を図り、天然資源セクターで中長期的な利益を得ることが最終的な目的としている。商品市場への投資は、リスクを軽減し運用益を確保するために重要な役割を占めるという。カルパースは現在、資産の8.4%を株式や債券、不動産投資といった形で天然資源分野に投資している。早ければ来年夏にも現在の株式、プライベートイクイティー、フィックスドインカム、不動産といった従来の資産配分に、天然資源/商品という新たな分野を追加する予定だという。

実際の投資開始は12月に予定される投資ポリシー小委員会での承認を受け、その後委員会の最終的な判断を仰ぐ必要があるので、2007年度以降になると見られる。

・・・ 500億ドルですか、桁が違いまんな。
ようやく商品市場が機関投資家から正当な評価を得られたということで、
とにもかくにも明るいニュースです。