2006年11月20日(月)
FF金利は07年内に4.75%、NABEエコノミスト調査
[エコノミー]
米ビジネスエコノミクス協会(NABE)は20日、メンバーのエコノミスト50名に
対して行った景気見通し聞き取り調査の結果を発表した。2007年のGDP成長率は
年2.8%と06年の3.0%から減速。NABE会長でラサールバンク/ABNアムロの
チーフエコノミスト、テネバム氏は 「住宅市場の調整という障害が
あるものの、07年度も引き続き底堅く成長を続けると予想される」と総括している。
住宅着工件数は06年の180万戸から160万戸に減少すると予想、前回のレポートから
10万戸下方修正された。また、住宅市場は07年度に最悪期を脱するとしている。
インフレ圧力は景気のスローダウンに伴い後退、CPIコアは06年度の年2.8%から
2.4%に下がると予想。10月に4.4%まで急低下した失業率は、07年度に4.9%まで上昇するという。
また、景気のスローダウンとインフレ懸念の低下にともない、FEDは2007年の間に
FF金利誘導目標を現行の年5.25%から50bp引き下げ、4.75%にすると予想した。
Posted by 松