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2019年12月05日(木)

19/20年世界穀物生産見通しやや上方修正、前年比2.1%増・FAO
  [穀物・大豆]

国連食糧農業機関(FAO)は5日付のレポートで、世界の2019/20年度穀物生産見通しを27億1400万トンと、11月の前回報告での27億400万トンからやや引き上げた。前年比にすると2.1%増加、2年ぶりのプラス転換になり、また過去最高を更新する。

コーンを含めて雑穀の生産予想を14億2550万トンから14億3270万トンに上方修正した。中国、ロシア、ウクライナのイールドが事前の予想以上とみられる。世界生産は前年との比較で1.7%増加。小麦生産見通しを7億6640万トンとしており、40万トンの上方修正。主に欧州連合(EU)を引き上げたところにより、米国の下方修正以上であることも指摘した。世界生産は前年比4.8%増加、過去最高を更新する。

FAOはこのほか北半球で始まった2020年の小麦作付について、11月末にほぼ完了した米国で価格要因から前年割れとみられ、作柄も例年よりやや悪化と伝わっていることを認識した。EUでは11月に降雨量が増して土壌水分の改善につながったとしながら、EUの東部や北部で乾燥が長引いており、生育への影響に懸念を示した。ロシアでは作柄に適した状態にあるが、ウクライナで雨不足と平均以上の気温上昇が作付に影響していることを指摘した。南半球では2020年収穫の雑穀作付が行われており、また小麦の作付も開始したという。

2019/20年度の穀物消費予想は27億900万トンで、従来の27億920万トンから若干の修正、前年と比べると0.8%増加し、過去最高更新に変わらない。小麦消費を7億5950万トンから7億5830万トンに下方修正、前年との比較にして1.4%の増加になる。雑穀消費は14億3390万トンで据え置き、前年に比べて0.3%の増加になる。

穀物の貿易は4億1510万トンの従来予想から4億1610万トンに引き上げた。前年からは1.1%増加。期末在庫は8億4950万トンから8億6310万トンに上方修正、前年は0.2%下回る。

Posted by 直    12/5/19 - 12:30 

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