2021年02月22日(月)
2月第2週の寒波による欧州冬穀物への影響限定的・MARS
[穀物・大豆]
欧州連合(EU)の農業サポート機関MARSは月次レポートで、2月第2週の寒波による冬穀物への影響は限定的との見方を示した。2月7日から15日にかけてまず欧州北部やポーランド北部、ドイツ、ベネルクス、フランス北部で厳しい冷え込みとなり、さらにハンガリーや欧州南東部、トルコでも一日気温が大きく下がった。一部の地域では過去50年間で最低の気温を記録したともいう。しかし、ほとんどの地区では積雪によって保護されていたことを指摘。MARSのモデル分析から、欧州の東部や北部の小麦耐寒性は完全、中部でもほぼ完全と評価した。
南東部とトルコでは耐寒性が依然として弱いことも記した。このためドイツ西部やフランス東部、ハンガリーなどでは不十分な雪で被害が予想されることを認識した。
Posted by 直 2/22/21 - 12:00