2021年02月22日(月)
FX:ドル安、FRBの緩和長期化観測やハイテク株の調整で売り膨らむ
[場況]
ドル/円:105.06、ユーロ/ドル:1.2155、ユーロ/円:127.66 (NY17:00)
為替はドル安が進行。パウエルFRB議長の議会証言を翌日に控え、現在の緩和策が長期間継続するとの見方が改めて示されるとの期待を背景に、ドル売り圧力が強まった。インフレ圧力の高まりや長期金利の上昇を嫌気、ハイテク銘柄を中心に株価の調整が進んだことも、ドルの上値を重くした。ドル/円は東京では買いが先行、午後にかけて105円台後半まで値を切り上げての推移となった。ロンドンに入ると流れが一転、売りに押し戻される中で105円台半ばまで反落。NYに入っても売りの勢いは衰えず105円の節目割れを試すまでに下げ幅を拡大した。中盤には売りも一服となったが、その後も安値近辺でのもみ合いが続いた。
ユーロ/ドルは東京では1.21ドル台前半のレンジ内での推移、ロンドン朝には一旦1.21ドルを割り込むまで売りに押される場面も見られたが、その後は一転して買い意欲が強まり、NY朝には1.21ドル台半ばまで値を回復した。昼には1.21ドル台後半まで上げ幅を拡大。午後遅くにはやや上値が重くなった。ユーロ/円は東京では買いが優勢、128円台まで値を切り上げてのもみ合いとなった。ロンドンに入ると上下に振れる動きが強まったが、大きな流れにはつながらず。NYに入ると一転して売りが優勢となり、127円台半ばまで値を下げた。昼には127円台後半まで値を回復、その後は動意も薄くなった。
Posted by 松 2/22/21 - 17:32