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2021年10月14日(木)

IEA、エネルギー危機に伴うシフトで石油需要見通しを上方修正
  [エネルギー]

国際エネルギー機関(IEA)は14日に発表した月報で、2021年の世界石油需要が前年比で550万バレル増加するとの見通しを示した。前月からは17万バレルの上方修正となる。欧州でエネルギー危機が急速に進んだことで石油への需要シフトが進み、通常の状態よりも日量 50万バレルは需要が増加したことが背景にある。2022年の需要は日量330万バレル増加するとの見通しで、前月からは21万バレルの上方修正。Covid-19の感染拡大以前の水準を回復することになる。

9月の世界供給は日量9,600万バレルと、前月から26万バレル減少した。8月末にメキシコ湾の直撃したハリケーン「アイダ」による生産停止の影響が長引いているのが背景にある。年末にかけてはOPECプラスが段階的な減産幅の縮小を継続することや、ハリケーンからの米国の生産回復、定期点検の終了などに伴って増加基調が復活、日量270万バレルの増加が見込まれるとした。このうちOPECプラスの増産が、150万バレルを占めるという。

2021年度の製油所稼働は、7-9月期の落ち込みが継続している。8月には中国やインドの稼働が落ち込み、OECDのアジアや欧州諸国の増加分をもってしても賄うことはできなかった。石油製品の需給逼迫が急速に進む中、9月には原油価格の高騰にも関わらず、精製マージンは力強い上昇を見せた。

OECD諸国の石油在庫は、8月末時点で28億2,400万バレルと、前月から2,800万バレルの取り崩しとなった。COVID-19の感染拡大以前の平均を1億6,200万バレルそれぞれ下回っている。速報データによると、9月には更に2,300万バレルの取り崩しが進んだと見られている。洋上在庫は9月に9,800万バレルと、850万バレル減少した。

Posted by 松    10/14/21 - 05:51 

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