2022年01月12日(水)
12月消費者物価指数(CPI)は前月比0.47%の上昇、予想やや上回る
[経済指標]
消費者物価指数(CPI)
出所:米労働省、NY8:30発表、季節調整値、1982-84年=100
前月比 | 21年12月 | 21年11月 | 市場予想 | |
消費者物価指数 | ↑0.47% | ↑0.78% | ↑0.4% | |
コア(エネルギー・食品除く) | ↑0.55% | ↑0.53% | ↑0.5% |
米労働省が発表した2021年12月の消費者物価指数(CPI)は、前月から0.47%上昇した。3ヶ月ぶりの低い伸びにとどまったが、市場予想はやや上回った。変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は0.55%の上昇と、これは前月とほぼ同じ伸び率、市場予想も上回った。
エネルギーは0.39%と4月以来で低下、2020年5月以来の大きなマイナスとなった。ガソリンは0.46%の下落、ガス・電力は0.12%下がった。食品・飲料は0.50%の上昇と、4ヶ月ぶりに低い伸びとなった。コア部分ではアパレルが1.72%と、1月以来の大幅上昇。一方、新車は0.98%と4月から連続して上昇しているが、伸び率はこの間で最小となった。航空運賃は2.72%、宿泊料金は1.31%それぞれ上昇、揃って前月より小幅の伸びにとどまった。
前年同月比にすると、CPIは7.12%の上昇と、1982年6月以来の大幅上昇となった。コア指数は5.49%と、1991年2月以降最も大きい伸び率を記録した。
Posted by 松 1/12/22 - 08:37