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2022年03月01日(火)

22/23年世界小麦生産、再び過去最高更新の見通し・ABARES
  [穀物・大豆]

オーストラリア農業資源経済科学局(ABARES)は四半期ごとの商品レポートで、2022/23年度の世界小麦生産が7億9110万トンと、再び過去最高を更新する見通しを発表した。前年の推定7億7990万トン(修正値)との比較にして1.4%の増加。米国の硬質赤色硬質冬小麦は干ばつの影響から生産ダウンが予想されるが、カナダとロシアの回復を背景に全体が上向くという。栽培面積は2213万ヘクタールの見通しで、前年と比べると0.9%減少だが、イールドが前年から5.9%上昇して3.6トンになると見通す。

ABARESはまた、次年度以降のイールド安定を前提に生産が増加基調を続けると予想している。2024/25年度に8億トンを超え、2026/17年度に8億1920万トンの見通しとした。

2022/23年度の世界小麦消費は7億8510万トンとみており、前年から0.7%の増加になる。消費も拡大トレンドを見込んでおり、生産と同じく2024/25年度に8億トン台に乗せ、2026/27年度に8億1510万トンに増える見通しを示した。

2022/23年度の貿易予想が1億9120万トンで、前年から4.5%落ち込むことになる。2023/24年度に増加に転じ、その後もさらに伸びると見通す。期末在庫に関すると、2022/23年度に2億5430万トン、前年から2.4%増加の予想、2023/24年度以降ペースはスローダウンしながらも増加基調を続けるとの見方で、2026/27年度に2億7160万トンなると見通す。

今回のレポートはロシアによるウクライナへの軍事侵攻開始前に作成された模様で、ABARESはレポート内で、ウクライナ情勢による需給や価格への影響に懸念を示した。ロシアが世界最大の小麦輸出国、ウクライナも小麦やコーンオオムギの輸出大国であることを指摘し、情勢の悪化に伴って出荷に支障が起き、価格上昇が進むとコメント。ウクライナ侵攻が始まれば、対ロシア制裁は必至であり、またエネルギー価格の上昇などにつながって国際市場での取引に響くとした。

Posted by 直    3/1/22 - 12:42 

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