2022年08月01日(月)
22/23年EU穀物生産見通し、乾燥などで下方修正・USDAアタシェ
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)アタシェによると、欧州連合(EU)の2022/23年度穀物生産見通しは2億7383万5000トンと、従来の2億8602万トンから下方修正となった。EU全域にわたる高温乾燥が修正の背景にあり、前年比にすると6.6%減少。作物別にもほとんどが下方修正になったという。また、ひまわりなどより生産コストの負担が小さい作物へのシフトに伴いコーンをはじめとする春穀物の作付ダウンにつながったことを指摘した。
2022/23年度の小麦生産が1億3530万トンから1億3000万トンに引き下げられ、前年から6%減少の見通しとなった。フランス、デンマーク、ハンガリーの作付は下方修正。また、オーストリアやブルガリア、チェコ共和国、ドイツ、スロバキア、スペインで当初の予想以上の作付となったものの、生育期の雨不足と猛暑の影響を受け、生産が下向くとの見方である。コーン生産は6750万トンの従来予想から6400万トンに下方修正、前年との比較で9.9%減少する。減反と初夏に熱波に見舞われたことで、低調な生産見通しとなった。
2020/21年度の穀物輸出見通しは4567万6000トンで、従来の4577万2000トンから僅かに下方修正、前年と比べると0.4%減少する。小麦は3390万トンから3440万トンに小幅引き上げで、前年から7.5%の増加になる。穀物消費は2億5942万3000トンから2億5667万6000トンに下方修正となり、前年比にすると2.9%減少。食用・種子・工業用ではほぼ修正なしだが、家畜セクターのコストやロジスティクス問題などで採算性が落ちているのを背景にした飼料用の引き下げが全体を押し下げる格好となった。
Posted by 直 8/1/22 - 08:48



