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2022年08月11日(木)

IEA、2022年の世界石油需要見通しを前月から引き上げ
  [エネルギー]

国際エネルギー機関(IEA)は11日に発表した月報で、2022年の世界石油需要が日量9,970万バレルと前年から210万バレル増加するとの見通しを示した。前月から50万バレル、前年からの伸びでは38万バレルの引き上げとなる。発電需要で天然ガスから石油へのシフトが進んでいることが背景にある。2023年度には、日量1億180万バレルに増加するという。

7月の世界石油生産は日量1億50万バレルに増加、北海油田やカナダ、カザフスタンのメンテナンス終了に伴い、パンデミック後の最高を記録した。OPECプラスの生産量は53万バレル増加、非OPECプラスの生産が87万バレル増加した。生産は年末までに、更に100万バレル増加するとみられている。このはか、ロシアの生産見通しを引き上げた一方、北米の見通しは引き下げた。

製油所稼働は7月に日量110万バレル増加、8月には更に35万バレル増加すると見られており、2020年1月以降の最高を更新する。稼働の増加は石油製品需要を上回っており、製油所マージンは6月に過去最高をつけたのから急速に低下している。2022年の稼働は前年から260万バレル増加、2023年には130万バレル増加すると見られている。

ロシアの石油輸出は7月に日量740万バレルと、前月から11.5万バレル減少した。年初に800万バレルだったのからも大きく落ち込んでいる。米国や英国、欧州、日本、韓国への石油供給は、ウクライナへの侵攻以降日量220万バレル減少しているが、そのうち3分の2は他の市場に供給されている。

世界の石油在庫は6月に500万バレル減少、OECD諸国と非OECD諸国の両方で取り崩しが見られた一方、洋上在庫は増加した。OECD諸国の在庫は6月末時点で26億8,100万バレルと620万バレル増加したが、過去5年の平均は、依然として2,921万バレル下回っている。政府の戦略備蓄原油の放出は、6月に3,380万バレルと、3月以来の大幅なものとなった。

Posted by 松    8/11/22 - 08:12 

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