2008年11月07日(金)
全米不動産協会、景気後退理由に住宅販売見通し引き下げ
[金融・経済]
全米不動産協会(NAR)は7日に発表した月次住宅市場見通しで、2008年の中古住宅販売見通しを引き下げた。最新予測は前年比11.2%減の502万戸で、前月報告での503万6000戸を下回る。2009年分も541万1000戸から532万戸に下方修正した。NARはさらに、2010年の販売見通しを初めて取り上げ、562万戸としている。
NARのチーフエコノミストは、景気が後退しているとコメントしており、現行の10-12月期と来年1-3月期のマイナス成長見通しを示した。失業率は来年いっぱい上昇するだろうという。また、消費支出にブレーキがかかり、企業も投資に慎重になるとの見方。加えて、世界景気の悪化による米国輸出への影響が読みきれないと述べた。ただ、住宅販売ペンディング指数が2ヶ月連続して前年比上昇したことを挙げて、住宅市場の安定化観測も維持。このため、来年終わりにかけて住宅市場の回復により景気も立ち直るとの見方を示した。
NARは新築市場にも一段と慎重な見方となった。着工件数については前月の報告より引き下げた。2008年を97万3000戸から93万6000戸、2009年を84万3000戸から78万1000戸に改定。ただ、2010年に88万6000戸に改善を見込んでいる。新築販売になると、 2008年を48万7000戸とみている。前月報告での50万3000戸から引き下げて、50万の節目を割る見方である。また2009年はさらに41万3000戸に落ち込むのを予想しており、これは約6万戸の引き下げだ。2010年に52万戸に改善見通しも示した。
Posted by 直 11/7/08 - 14:36



