2022年12月02日(金)
22/23年世界穀物生産見通し、4回連続下方修正・FAO
[穀物・大豆]
国連食糧農業機関(FAO)は月次レポートで、2022/23年度世界穀物生産見通しを27億5640万トンと、11月時点での27億6350万トンから引き下げた。4回連続の下方修正で、前年比にすると2.0%減少、4年ぶりのマイナス転落となる。コーンの下方修正に加え、小麦も全体を押し下げたという。
コーンなど雑穀を14億6720万トンから14億6240万トンに引き下げた。前年から3.1%減少。4回連続下方修正となった。主にウクライナのコーン下方修正を反映しており、ロシアとの戦闘絡みのコスト増加で収穫が進まないことを指摘した。セルビアも干ばつ要因で引き下げたという。反面、トルコとウルグアイはやや上方修正。
小麦の生産見通しは7億8110万トンで、従来の7億8380万トンから引き下げた。2回連続の下方修正。アルゼンチンの下方修正が背景にある。ただ、前年比にすると0.4%と僅かにも増加し、過去最高を更新する見方に変わらない。英国と北アイルランド、カザフスタンは引き上げたともいう。
2022/23年度の世界消費は27億7740万トンとみており、前回報告時の27億7830万トンから引き下げた。前年から0.7%減少で、20年ぶりのマイナス見通しである。雑穀を14億8500万トンから14億8302万トンに引き下げ、前年比1.3%減少。一方、小麦は7億7500万トンから7億7747万トンに引き上げ、これで5回連続の上方修正となった。前年との比較で0.2%増加になる。
貿易は4億7160万トンとみており、従来の4億6890万トンからやや引き上げた。ただ、過去データの修正もあり、前年との比較にして1.9%減少、4年ぶりのマイナス予想になった。小麦を1億9370万トンから1億9400万トン、雑穀は2億2230万トンから2億2246万トンに上方修正。それぞれ前年比にすると0.8%、2.6%の減少になる。穀物の期末在庫は8億4050万トンの従来予想から8億3940万トンに若干の下方修正。前年に比べて2.2%減少見通しになる。
Posted by 直 12/2/22 - 13:55



