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2022年12月14日(水)

IEA、世界石油需要見通しを前月から引き上げ
  [エネルギー]

国際エネルギー機関(IEA)は14日に発表した月報で、2023年の世界石油需要が日量1億160万バレルと、前年から170万バレル増加するとの見通しを示した。前月から10万バレルの上方修正となるが、2022年に230万バレル増加すると見られているのからは伸びが鈍化する。2022年10-12月期は前年比で11万バレルの減少となる見通しだが、前月からは13万バレル引き上げられた。欧州やアジアで石油化学業界向けの需要が伸び悩むものの、主要消費地のいくつかでガスオイルの需要が大幅に伸びるとの見方が全体を押し上げた。

11月の世界石油生産は日量1億170万バレルと、前月から19万バレル減少、増加基調が5ヶ月続いたのから転換した。サウジやほかの湾岸諸国がOPECプラスの減産方針に沿って生産を減らしたことが背景にある。来月には欧州によるロシア産原油の禁輸措置や、G7によるロシア産原油に対する価格上限設定の影響によって、一段の生産減少が予想されている。2023年度の生産は日量1億80万バレルと前年比で77万バレルの増加、2022年に470万バレル増加したのからは伸び悩みとなる。

製油所稼働は11月に前月から日量220万バレル増加、2020年1月以来の高水準となった。これによってディーゼル燃料やガソリンのクラックスプレッドが低下、製油所マージンも落ち込んだ。石油製品在庫は10-四半期連続で取り崩しが続いたが、2023年前半には需給バランスが均衡、積み増しに転じると見られている。

ロシアの石油輸出は11月に日量810万バレルと前月から27万バレル増加、4月以来の高水準となった。出荷は欧州向けが日量110万バレルと前月から43万バレル減少したものの、インド向けが130万バレルと過去最高を更新するなど、全体としては前月から横ばいとなった。

世界の石油在庫は10月に2,320万バレルの取り崩しとなった。石油製品の在庫が3月以来で取り崩しとなった一方、原油の在庫は小幅増加した。OECD諸国の在庫は27億6,500万バレルと前月から1,730万バレル増加、過去5年平均を1億5,020万バレル下回る水準まで回復した。政府備蓄は1,990万バレル減少した。速報データによると、11月には310万バレルの在庫積み増しが見られたという。

Posted by 松    12/14/22 - 07:49 

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