2008年11月17日(月)
10月の鉱工業生産1.26%上昇、予想外の前月比プラス
[経済指標]
鉱工業生産・設備稼働率
出所:米連邦制度準備理事会(FRB)、NY9:15発表、季節調整値、2002年=100
| 08年10月 | 08年9月 | 市場予想 | ||
| 鉱工業生産指数 | ↑ 1.26% | ↓3.75% | ↓0.1% | |
| 設備稼働率 | 76.36% | 75.49% | 76.6% |
米連邦準備理事会(FRB)が発表した10月の鉱工業生産指数は前月比1.26%上昇して107.29となった。予想外の前月比プラス。ただし、FRBは9月と10月の鉱工業生産にはハリケーンによる影響が大きかったことを指摘している。9月の指数には当初の推定以上にハリケーン被害がひどかったことを反映させて大きく下方修正しており、この結果、前月比は速報段階での2.81%低下から3.75%低下に改定。10月には逆に稼動再開で大幅上昇となったという。また、航空機メーカーのボーイング従業員ストライキが9月と10月の生産を削減したことも指摘。FRBによると、ハリケーンやストのインパクトを除いて9月と10月にそれぞれ前月比0.75%前後の低下と推定される。
10月の製造業が0.64%上昇した。8ヶ月ぶりに前月を上回り、また昨年7月以来の高い伸びである。背景にあるのが非耐久財の生産アップで、3.05%上昇した。ハリケーン絡みで石油が1割近く伸びた。化学品や飲食品・タバコも前月比プラス。しかし、ほかの非耐久財品は前月より低い。耐久財は1.76%下がった。3ヶ月連続ダウンだが、前月よりペースは鈍い。一次金属、木製品がそれぞれ4%を超えるマイナスで、自動車は約5%の下げに転じた。耐久財では家電が唯一前月比プラス。
鉱業は6.07%上がった。前月分が速報での7.78%低下から8.51%のマイナスに改定となり、10月に著しく改善した格好である。一方、公益は一段の上昇となったが、伸び率は前月の2.42%(速報値は2.15%)から0.41%に縮小。電力が大きく伸び悩み、天然ガスは横ばいだった。
設備稼働率は76.36%となった。9月の稼働率が速報で76.43%だったのから75.49%に改定となり、このため10月は上昇に転じた。しかし、市場予想は下回っている。
Posted by 直 11/17/08 - 09:32



