2023年07月05日(水)
FOMC参加者の複数が0.25ポイント利上げ支持・議事録
[金融・経済]
米連邦準備理事会(FRB)が5日に発表した6月13-14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録によると、FOMCメンバー以外のFRB高官も含む会合参加者の複数は、0.25ポイントの利上げを支持していたことが明らかとなった。FOMCはこの会合で、全会一致の賛成によって政策金利の誘導目標レンジを据え置き、昨年3月からの連続利上げが止まった。しかし、参加者の中には景気が想定以上に強く、インフレが2%の目標に向かっているとの明確なサインがほとんどないことを理由に、利上げ継続を支持、あるいは利上げ提案に前向きな姿勢を示していたという。
参加者は、インフレ率が2022年半ばから若干鈍ってきたものの、目標の2%を依然上回っているとの認識を示した。経済活動は緩やかなペースで拡大を続けており、労働市場もタイトとする一方、雇用に需給均衡のサインも出始めてきたとの見方もあった。金利上昇などによって信用状態がより引き締まっていることが、経済活動や雇用、物価に影響する可能性も指摘されており、ほとんどの参加者はひとまず利上げを見送ることで、これまでの利上げ効果を評価しやすくなるとの考えだったという。
今後の政策運営に伴うリスクに関すると、ほぼすべての参加者がインフレ上振れの可能性を挙げ、インフレ期待を脅かすことに懸念も示した。一方で、これまでの堅調な景気、タイトな労働市場という状況下でも、景気の下振れリスクは根強く、失業率上昇の可能性も強いとの見方だった。一部の参加者は、商業用不動産の不振からくるリスクを懸念していた。
Posted by 直 7/5/23 - 14:36



