2024年11月14日(木)
IEA、2025年度も世界石油需要の伸び悩み続くと予想
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は14日に発表した月報で、2024年の世界石油需要の伸びが日量1億280万バレルと前年から92万バレル程度にとどまり、2025年も1億308万バレルと100万バレルをやや下回る増加になるとの見通しを示した。新型コロナのパンデミック後の回復が一巡、経済成長が鈍化することに加え、クリーンエネルギー技術の発展が背景にあるという。
世界石油生産は10月に日量1億290万バレルと、前月から29万バレル増加した。リビアの生産回復が、カザフスタンやイランの生産減少分を上回った。OPECプラスの産油国は、減産幅の縮小開始を少なくとも来年1月以降に先送りした。非OPECプラスの生産は今年度に日量150万バレル増加、来年も同程度の生産増加が見込まれている。
製油所稼働は10月に季節的な落ち込みとなったが、11月には回復すると見られている。今年度の稼働は日量8,280万バレル、2025年には8,340万バレルに増加する見通しとなっている。今年度の増加分の多くは米国やカナダによるもので、2025年は非OECD諸国の増加が主導するという。精製マージンは、定期点検によって稼働率低下する中で10月に改善した。
世界の石油在庫は、9月に前月から日量4,750万バレル減少、今年1月以来の低水準となった。OECD諸国の石油製品在庫の減少と、非OECD諸国の原油在庫の取り崩しが背景にある。OECD諸国の在庫は27億9,900万バレルと3,640万バレル減少、過去5年平均を9,530万バレル下回る水準にある。速報データによると、10月も5ヶ月連続での取り崩しが予想されている。
Posted by 松 11/14/24 - 08:28



