2011年09月08日(木)
FRB議長講演、具体的な金融政策への言及は再び見送り
[要人発言]
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は8日、景気や物価について講演した。米連邦公開市場委員会(FOMC)が20-21日の会合で景気刺激策について話し合うともコメント。しかし、景気回復促進の準備はできていると述べるのにとどめ、具体的な金融緩和策への言及はなかった。
バーナンキ議長の講演は先月26日の年次経済シンポジウムに次いで、8月のFOMC会合以降2回目である。前回の講演同様に景気回復が事前に見込んでいたよりも鈍く、また見通しも引き下げとなったことを指摘。これを受けて8月のFOMC会合で超低金利政策を2013年半ばまで維持すると、具体的な時期を声明に盛り込んだとの説明を繰り返した。
インフレ見通しに関すると、年初の石油をはじめとする多くの商品価格急伸、日本の震災に伴う世界的なサプライチェーンの問題を取り上げ、今年前半にインフレ圧力が強まったとした。しかし、これまでの物価上昇による経済への影響はほとんどみられないと指摘。さらに、こうした一時的な影響も小さくなって目先のインフレは落ち着くと見通し、長期的なインフレ期待も引き続き安定との見方を示した。さらに、低調な雇用情勢から僅かな賃金上昇が生産性の伸びで相殺されると述べた。雇用コストのシェアが大きいことを挙げ、単位雇用コストの安定はインフレ抑制に寄与するとの見方である。
Posted by 直 9/8/11 - 14:13



