2011年09月22日(木)
IGC、2011/12年度世界小麦生産見通し200万トン引き上げ
[穀物・大豆]
国際穀物理事会(IGC)は世界穀物需給の月次報告で、2011/12年度の世界小麦生産見通しを200万トン引き上げ、6億7900万トンとした。最新予測は前年比4.3%増加。ロシアとウクライナ、オーストラリアを上方修正したという。このほか、米国の春小麦はイールド不調でも、カナダの生産好調が製粉用の供給不安を緩和するとの見方を示した。
2011/12年度の消費予測は6億7800万トンから6億7900万トンに修正した。前年比較で3.5%アップになる。コーンとの価格差から飼料向けの需要が引き続き上向いていること、欧州連合(EU)、独立国家共同体(CIS)、中国の上方修正が全体の引き上げにつながった。工業用の消費は引き下げで、EUのエタノール生産拡大が当初見通しより鈍いためとしている。
2011/12年度の小麦貿易見通しを1億2800万トンで据え置いた。前年比較で0.8%増加の見方。期末在庫予測は200万トン引き上げ、前年度と同水運の1億9300万トンとした。
IGCは、2011/12年度の世界コーン生産予測を400万トン引き下げ、8億4500万トンとした。前月に続いて一段の下方修正になるが、それでも6年連続増加の見方である。改定の背景にあるのは米国のさらなる引き下げという。
2011/12年度の世界コーン消費予測は8億5800万トンから8億5300万トンに引き下げた。米国の供給ダウンで国際価格の上昇基調が続くとみられ、消費はスローダウンするとの見方を示す。飼料用では、小麦などに乗り換える向きがあることを指摘。工業用消費が1%増加の見通しで、これは過去13年間最も低い伸びという。米国でエタノール消費が小幅減少するとの見方を示した。
貿易は9300万トン。前月時点で見越していた9300万トンからの引き下げで、前年も100万トン下回る。極東アジアや中南米の輸入増加見通しでも、EUの輸入需要ダウンが全体を押し下げるという、期末在庫予測は100万トン引き上げ1億1900万トンとした。前年比較で6.3%、3年連続ダウン。
Posted by 直 9/22/11 - 10:37



