2011年09月29日(木)
4-6月期GDPは前期比1.33%増に引き上げ、予想も上回る
[経済指標]
実質国内総生産(GDP)確定値
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、年率、単位10億ドル
| 11年2Q | 改定値 | 11年1Q | 市場予想 | ||
| 実質国内総生産 | ↑1.33% | ↑0.99% | ↑0.36% | ↑1.2% | |
| 個人消費 | ↑0.68% | ↑0.43% | ↑2.09% | ||
| 国内投資 | ↑6.43% | ↑6.36% | ↑3.84% | ||
| 物価指標 | |||||
| >GDPデフレーター | ↑2.52% | ↑2.43% | ↑2.50% | ↑2.4% | |
| >個人消費支出(PCE) | ↑3.30% | ↑3.21% | ↑3.90% | NA | |
| >>コア | ↑2.26% | ↑2.16% | ↑1.56% |
米商務省によると、4-6月期実質国内総生産(GDP)は前期比1.33%増加した。改定値の0.99%増から上方修正。速報での伸び率1.28%以上でもある。市場予想も上回った。GDPは2009年7-9月期から8四半期連続アップ。
多くのカテゴリーが上方修正となり、GDP全体を押し上げた格好になる。経済の3分の2を占める個人消費支出が0.68%増加。速報の0.09%から、改定値でまず0.43%、さらに確定値でも引き上げである。ただし、改定はサービスの伸び率が従来推定の1.37%より大きい1.86%となったためで、非耐久財での支出は0.23%と改定値の0.41%より低い伸び。耐久財では減少幅が5.10%から5.28%に上方修正である。
設備投資が10.33%増加となった。改定値の9.86%から上方修正となり、速報での6.32%も上回る伸び。建造物への投資が2007年7-9月期以来の高い伸びであるうえ、15.76%増から22.62%増に修正された。反面、機器・ソフトウエアで6.25%増加し、プラス幅は改定値の7.84%を下回る。
住宅投資が3.41%増から4.17%増に改定となった。上方修正により、速報での伸び率3.79%以上だ。GDPへの寄与度は0.08ポイントから0.09ポイントに小幅の引き上げ。
貿易収支で赤字幅が4164億ドルだった。改定値で4213億ドルだったのから修正となり、GDPへの寄与度は0.09ポイントから0.24ポイントに上方改定である。ただ、修正後も速報段階での赤字以上。輸出の増加率は3.57%で、改定値3.05%より大きく、しかし速報値6.01%にまだ届かない。輸入の伸び率は逆に改定値の1.87%から1.39%に下方修正だが、速報段階での1.31%以上。
在庫投資は406億ドル増加から391億ドル増に改定となった。GDPには0.28ポイントのマイナス要素で、改定値の0.23ポイントを小幅上回る。
政府支出が0.90%減少した。速報でのマイナス幅1.14%、改定値0.87%減と修正を経た。連邦政府での支出は1.91%増加し、改定値での下方修正に続いて一段と引き下げ。一方、地方政府での支出削減が2.78%で確定となった。マイナス幅は速報段階に3.37%、改定値は2.81%だった。
物価については、個人消費支出物価指数(PCE)が前期比3.30%上昇した。伸び率は改定値3.21%から上方修正。エネルギーと食品を除いたコア指数上昇率は2.16%から2.26%に引き上げた。前年比較すると全体が2.53%、コア指数は1.31%で、揃って改定値以上の伸びである。
Posted by 松 9/29/11 - 08:51



