2012年03月29日(木)
10-12月期GDP確定値は2.95%増、修正値から僅かに引き下げ
[経済指標]
実質国内総生産(GDP)確定値
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、年率、単位10億ドル
| 11年4Q | 改定値 | 11年3Q | 市場予想 | ||
| 実質国内総生産 | ↑2.95% | ↑2.98% | ↑1.81% | ↑3.0% | |
| 個人消費 | ↑2.08% | ↑2.15% | ↑1.75% | ||
| 国内投資 | ↑22.15% | ↑20.56% | ↑1.31% | ||
| 物価指標 | |||||
| >GDPデフレーター | ↑0.88% | ↑0.89% | ↑2.57% | ↑0.9% | |
| >個人消費支出(PCE) | ↑1.17% | ↑1.17% | ↑2.34% | NA | |
| >>コア | ↑1.29% | ↑1.30% | ↑2.06% |
米商務省によると、昨年10-12月期実質国内総生産(GDP)は前期比2.95%となった。速報の2.75%を上回る伸びだが、改定値で2.98%だったのより若干低い。
経済の3分の2を占める個人消費支出が2.15%増から2.08%増に改定となった。これも速報段階での伸び率2.04%に比べるとまだやや大きい。消費の下方修正にあるのがサービス。改定値での伸び率が0.74%だったのに対し、確定値は0.39%。一方、モノの伸び率は上方修正である。耐久財で15.30%から16.14%に引き上げ。内訳をみても、自動車および部品が38.74%、家具9.17%と揃って改定値以上のプラス幅となった。非耐久財は改定値で0.39%増だったのが、0.75%に引き上げ。食品とエネルギー製品は従来の推定通り前期から減少だが、マイナス幅は改定値より小幅。衣料品は3.26%増で据え置きだった。
在庫投資は522億ドル増加した。速報で560億ドルだったのが、改定値は543億ドルに引き下げとなり、確定値はさらなる下方修正である。3四半期ぶりにGDP増加に寄与はしているものの、寄与度は1.88ポイントから1.81ポイントに縮小した。
設備投資は5.17%増加した。改定値の2.79%を大きく上回る伸び。機器・ソフトウエアで7.50%増え、伸び率は改定値での4.83%から上方修正だ。建造物への投資で前期比マイナスだったものの、改定値で2.62%だったのから0.96%に縮んだ。
住宅投資は前期比11.66%増えた。改定値の11.53%から引き上げ。速報の10.87%と比べても高い伸びである。
貿易収支で赤字幅が4044億ドルから4108億ドルに修正となった。速報の4058億ドルと比べても赤字幅は大きい。輸出が2.67%増と、改定値での伸び率4.26%を下回る。サービスで0.38%増。2010年4-6月期から連続アップでも、伸び率はこのこの7四半期の中で最も小さい。モノの輸出でも3.64%と改定値以下の伸び。輸入は3.80%増から3.67%増に改定となった。やはりモノが3.30%増加、サービス5.52%増にそれぞれ下方修正。
政府支出が前期比4.15%減った。2010年10-12月期から連続ダウンで、またマイナス幅は3四半期ぶりに大きい。ただ、改定値の4.36%からは引き下げである。連邦政府による支出が6.96%減り、改定値のままだった。州・自治体で2.19%落ち、こちらは2.57%減から改定。
物価については、個人消費支出物価指数(PCE)が前期比1.11%上昇した。改定値で据え置きになり、速報の0.70%を上回る。エネルギーと食品を除いたコア指数伸び率は1.30%から1.29%に僅かな修正で、速報の1.07%と比べるとまだ高い。前年比ならPCE2.67%で改定値と同じ。コアは1.80%上昇から1.79%上昇にわずかな改定である。
Posted by 松 3/29/12 - 08:46



