2013年05月30日(木)
1-3月期GDPは前期比2.39%増加、速報から下方修正で予想も下回る
[経済指標]
実質国内総生産(GDP)改定値
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、年率、単位10億ドル
| 13年1Q | 速報値 | 12年4Q | 市場予想 | ||
| 実質国内総生産 | ↑2.39% | ↑2.50% | ↑0.38% | ↑ 2.5% | |
| 個人消費 | ↑3.42% | ↑3.19% | ↑1.83% | ||
| 国内投資 | ↑8.99% | ↑12.25% | ↑1.31% | ||
| 物価指標 | |||||
| >GDPデフレーター | ↑1.15% | ↑1.17% | ↑0.96% | ↑ 1.2% | |
| >個人消費支出(PCE) | ↑0.99% | ↑0.91% | ↑1.60% | NA | |
| >>コア | ↑1.29% | ↑1.19% | ↑1.04% |
米商務省によると、1-3月期実質国内総生産(GDP)は前期比2.39%増となった。速報値の2.50%から下方修正で、市場予想も下回った。2009年7-9月期から連続のプラス成長で、前期の0.38%から伸びのペースも強まった。
GDP改定の背景にあるのが住宅投資で、前期から12.00%の増加と2011年4-6月期から連続のプラストなったものの、速報の12.57%増からは引き下げ。在庫投資は383億ドルの前期比プラスと、速報値の503億ドルからプラス幅が縮小した。GDPへの寄与度も1.03ポイントから0.63ポイントに縮小した。
政府支出は4.95%減少と、速報での4.09%からマイナス幅が広がった。連邦政府が前期比8.73%減で、速報の8.36%から若干マイナス幅が拡大。地方政府については2.42%減少と、速報1.23のほぼ2倍に拡大、2011年4-6月期以来最も大きな落ち込みにもなった。
経済の3分の2を占める個人消費支出は、前期比で3.42%増加した。2009年7-9月期から連続で、2010年10-12月期以来の高い伸び。速報値の3.19%からも上方修正となった。耐久財の伸び率は8.22%と、速報の8.13%から上方修正。ただ、自動車および部品での消費支出は9.12%増で、速報の10.55%に比べてプラス幅がやや縮小、前期の22.52%からも増加ペースが鈍った。一方、家具は速報で3.46%の増加だったのから5.16%増に上方修正された。非耐久財の伸び率は0.99%から2.19%に引き上げ。食品が1.29%、衣料品は1.71%といずれも速報値以上のプラス、エネルギー製品は速報で3.55%減少となっていたのが、2.58%増に大きく上方修正された。サービス消費は3.06%増加。速報の3.14%から僅かに引き下げとなった。
設備投資は2.23%と、2-四半期連続の増加となった。前期の13.15%からは著しく伸び悩みとなるが、速報の2.09%からは上方修正。機器・ソフトウエアで伸び率は3.05%から4.60%に引き上げ。一方建造物への投資は3.47%減少で、速報の0.22%からマイナス幅が拡大、2011年1-3月期以来でマイナスに転じた。
貿易収支では、赤字幅が速報の4008億ドルから3915億ドルに改定となったものの、前期の3847億ドルからは拡大した。輸出は0.81%増加と速報の2.90%から下方修正、モノは3.47%増から0.31%増に引き下げとなった。一方、サービスは2.00%の増加と、速報の1.55%より若干プラス幅が拡大した。輸入は1.13%増加と、速報の5.26%増から引き下げ。モノが1.13%、サービス5.81%それぞれ増加、速報からは揃って下方修正された。
物価に関しては、個人消費支出物価指数(PCE)が前期比で0.99%の上昇となった。速報の0.91%からやや上方修正だが、3-四半期ぶりの低い伸びとなる。エネルギーと食品を除いたコア指数は1.29%と、3-四半期ぶりに高い伸びを記録、速報の0.91%からも上方改定となった。前年比ではPCEの上昇率が1.21%、コアは1.28%。速報の1.19%、1.26%からそれぞれ僅かながらも引き上げ。もっとも、前期に比べると依然として小幅の伸びにとどまった。
Posted by 松 5/30/13 - 08:39



