2016年01月07日(木)
米利上げペース、物価が決め手・リッチモンド連銀総裁
[要人発言]
リッチモンド連銀のラッカー総裁は7日に行った講演で、物価が利上げペースの決め手になるとの見方を示した。インフレ上昇率が当局の目標である2%を下回っているのは、石油価格の下落とドル高によるものと指摘。しかし石油価格が底打ちすれば、物価は急速に上向くだろうとコメント、またドル高の一巡に伴い、物価のコア部分も2%に向かうとした。予想外の衝撃的な展開がなければ、物価上昇のペースは近く加速するだろうとも述べた。ただ、金融政策は、物価が2%に戻っていくペース次第とし、石油価格の下落やドル高がピークを過ぎても、物価が2%に向かわないようならば、小幅の利上げを進めていくとした。
ラッカー総裁は、2016年にも雇用や生産の拡大が続くとみており、背景に家計セクターが比較的健全なことがあると述べた。力強い雇用が消費増加のかぎと指摘。これまでの雇用増加や失業率低下に言及し、また、時間給がこの12ヶ月間で2.3%上昇し、その前の5年間で年率2.0%だったのと比べて伸びペースが速まりつつあるとコメントした。個人消費が経済の3分の2以上を占めることから、2016年に消費が3%増加となれば、ほかのセクターで支出が伸びなくても実質国内総生産は2%の増加になるとした。しかし、住宅や設備投資の拡大も予想されるといい、景気後退が終わってからの平均的な伸び率である2.2%前後の成長になるだろうと述べた。
ラッカー総裁は2015年に米連邦公開市場(FOMC)のメンバーを務めていた。
Posted by 直 1/7/16 - 15:36



