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2016年05月12日(木)

IEA、1-3月期の世界石油需要を前月から20万バレル引き上げ
  [エネルギー]

国際エネルギー機関(IEA)は12日に発表した月報で、2016年度の世界石油需要を日量9,590万バレルと推定、前年比で120万バレル増加するとの見通しを示した。前月からはほぼ据え置きとなる。2016年1-3月期の需要の伸びは日量140万バレルと前月から20万バレルの上方修正、インドや中国、ロシアの見通し引き上げが背景にある。

4月の世界石油生産は日量9,620万バレルと、前月から25万バレル増加した。非OPEC産油国の生産は減少したが、OPECの増産がそれを上回った。前年比では5万バレルの増加、前年同月は350万バレルの増加となっていた。非OPECの2016年度の生産は日量5,680万バレルと、前年から80万バレル減少する見通しとなっている。なお、5月初めにはナイジェリアやガーナ、カナダの生産停止によって、世界生産は日量150万バレル以上減少したと見られている。

OPECの4月石油生産は日量3,276万バレルと、前月から33万バレル増加した。イラクの生産が日量356万バレルと30万バレル増加、201年11月以来の水準を回復したほか、イラクやUAEの生産も増加、クウェートやナイジェリアの生産減少分を上回った。サウジの生産は日量1,020万バレルと前月からほぼ変わらずとなった。

OECD諸国の在庫は1-3月期に2014年10-12月期以来の小幅な積み増しにとどまるなど、ペースの減速が鮮明となってきた。3月末時点での在庫は、前月から110万バレルと小幅ながら減少、早期に集計されたデータによると、4月は洋上在庫の増加を背景に、積み増しに転じると見られている。

製油所稼動は、2016年が日量7,960万バレルと前年比で70万バレル増加、従来予想されていた120万バレルを下回る見通しとなった。インドとサウジの増加が全体を主導すると見られている。2016年1-3月期は日量7,950万バレルと、20万バレル引き上げられた。

IEAは今回の月報で、前月に示した今年後半には世界市場における需給バランスが取れるとの方向性が、改めて確認される格好になったとしている。世界の石油在庫は2016年前半には日量130万バレル増加すると見られているが、後半には20万バレルにペースが鈍るという。

Posted by 松    5/12/16 - 07:53 

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