2019年06月14日(金)
IEA、2019年の世界石油需要見通しを前月から引き下げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は14日に発表した月報で、2019年の世界石油需要の伸びを前年比で日量120万バレルと推定、前月から10万バレル下方修正した。2019年1-3月期は前年比で30万バレルの増加にとどまったが、4-6月期は120万バレルの増加に回復。2019年後半は160万バレルの増加が見込まれるという。2020年の需要は前年比で140万バレル増加すると推定、新興国の需要増と石油化学セクターの拡張が牽引するという。
5月の世界石油生産は日量9,950万バレルと、前月から10万バレル減少した。昨年11月のピークからは280万バレルの減少となる。2019年の非OPEC諸国の生産は前年から日量190万バレル、2020年は230万バレルそれぞれ増加すると推定。米国の生産増が全体を主導するほか、ブラジルやノルウェーでも生産が増加する。
OPECの5月の生産量は日量2,995万バレルと、2014年以来で最低の水準まで減少しイランの生産が落ち込んだほか 、サウジなナイジェリアでも生産が減少した。OPECの生産余力は日量320万バレル。OPECへの石油需要(Call on OPEC)は、2020年に日量2,930万バレルに減少する見通しとなった。
OECD諸国の在庫は4月末時点で28億8,300万バレルと、前月から1,580万バレル増加した。過去5年平均をやや上回る水準にある。在庫は消費の59.9日分に相当、過去の平均を1.6日下回っている。速報データによると、5月には米国の原油在庫が大幅に増加している。
製油所稼動は5月に過去2年間で最低の水準に落ち込んだ。定期点検と予定外の稼動停止が背景にある。稼動は8月までに日量 400万バレル以上増加すると予想される。精製能力は、2019-20年の間に350万バレル拡大する見通しとなっている。
Posted by 松 6/14/19 - 07:08



