2019年10月31日(木)
2020年1-3月期までエル・ニーニョやラ・ニーニャ発生しない
[天候]
オーストラリア気象局は、2020年1-3月期までエル・ニーニョ現象がラ・ニーニャ現象が発生しない状態が続くとの見通しを示した。熱帯太平洋の水温がこの1ヶ月間に上がったが、大気の変化はほとんどなく、中立状態にも変わらないと指摘。当局が監視するほとんどの国際モデルが、2019年内、また2020年1-3月期にかけてエル・ニーニョ南方振動(ENSO)が中立状態を維持することを示しているという。
一方、インド洋赤道域の西部と東部の海面水温差の影響で起きるインド洋ダイポード現象(IOD)が正の状態にとどまっていることを指摘した。現時点で2.06℃と、正負の基準である0.4℃を大きく上回っている。正のIODにより、オーストラリアの南部や中部では平均以下の降雨になる傾向があるほか、南東部では山火事もより深刻になるという。貿易風の見通しに基づいて、正のIODはピークに近付いているとみられるものの、国際モデルから南半球の夏半ばまで正の状態が続く可能性も示唆した。
Posted by 直 10/31/19 - 12:12
2019年10月28日(月)
インド、主要給水所貯水量増加が乾期作付に寄与する見通し
[天候]
インドで主要給水所の貯水量増加が2019/20年度乾期(ラビ)作物の作付に寄与するとの見通しが報じられた。水資源省の中央水利委員会(CWC)によると、120ヶ所ある主要給水所の貯水量は10月24日時点で最大能力の89%になり、6週連続して80%以上、また前年同期や過去10年平均の70%を上回った。CWCの高官は、農家の管理次第で、来年のモンスーン到来まで水不足に悩まされることはないとの見方を示した。CWCのデータ詳細をみると、94ヶ所の貯水量が前年を上回り、また104ヶ所は過去10年平均以上となった。
インドの給水所は、飲用にはもちろんのこと、国内で灌漑農地が約半分しかないことから小麦などの乾期作付に欠かせず、また、大豆やコーン、砂糖きびなど雨期の作物作付や生育の鍵も握る。
Posted by 直 10/28/19 - 10:17
2019年10月11日(金)
インド、モンスーン終了期に入り降雨量急速に減少・気象局
[天候]
インドでモンスーン終了期に入って降雨量が急速に減少していると報じられた。気象局(IMD)によると10月3日から9日の1週間の降雨量は21.6ミリメートルと、この時点での長期平均(LPA)を14%上回った。前週にLPAの146%だったのから大きくダウン。乾期開始とみなされる10月1日から9日まであわせて32.5ミリメートル、同期間のLPAとほぼ同水準である。
ただ、雨量が減っている一方で、今年のモンスーンが記録的な雨量をもたらしたことにより給水所の水位は引き続き高水準にある。水資源省のデータで、120ヶ所ある主要給水所の貯水量は10日時点で最大能力の89%と、前週の88%から僅かに上がり、前年同期の74%や過去10年平均の72%を上回った。
インドで灌漑農地は約半分しかなく、降雨が農産物の作付は生育を左右しやすい。2019年のモンスーンは序盤に平均以下の雨量だったのが、後で洪水なども招く記録的な降雨となった。この結果、大豆や砂糖きびなど雨期の作物生産に被害が出たが、多雨の後で小麦など乾期の作付に寄与するとの見方が伝わっている。
Posted by 直 10/11/19 - 10:25
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