2020年06月08日(月)
EUと英国軟質小麦生産見通し、2回連続の下方修正・COCERAL
[穀物・大豆]
欧州の穀物輸出組合COCERALは、欧州連合(EU)27ヶ国と英国の2020年軟質小麦生産を1億2968万6000トンと見通していることを発表した。1月に前年比5.3%減の1億3790万1000トンになるとの初回予想を発表してから、3月の前回報告で1億3538万3000トンに引き下げ、今回一段と下方修正した。前年から11.7%減少する。作付は1月に2324万ヘクタールとみていたのからまず2300万2000ヘクタール、今回2258万2000ヘクタールに2回連続で引けた。前年との比較で3%ダウン。イールド予想が前年を6.51%下回る57.4トン。やはり1月の5.93トンから3月に58.9トンに引き下げ、さらに下方修正した。
国別に、最大のフランスの生産が前年比19.0%減の3202万1000トンとみており、3463万2000トンから引き下げた。1月時点での3570万4000トン見通しから2回連続の下方修正。2位のドイツが5.3%減って2178万9000トンの見通し。前回報告で1月時点での2225万3000トンを維持していたが、今回下方修正した。英国の生産見通しについては、1月の1235万4000トンから3月に1090万9000トンに引き下げ、さらに1000万トンに引き下げた。前年からは38.6%の落ち込みになる。
一方、EUと英国のコーン生産見通しは6678万5000トンと、3月の6549万3000トンから引き上げた。1月時点での6501万3000トンから2回連続上方修正。ただ、2019年の生産推定も引き上げているため、2020年は前年から2.9%増加と当初より低い伸びの見方になった。作付が前年から6.3%増えて918万1000ヘクタール、1月の895万1000ヘクタールからまず900万1000ヘクタールに上方修正し、一段と引き上げた。イールドは1月の初回見通しで前年の7.13トンから7.26トンに上昇としていたのから、3月に7.28トンに上方修正。しかし、今回の報告では2019年の推定を7.51トンに引き上げ、反面2020年は7.27トンに引き下げ、前年比マイナスの見通しに転じた。主要生産国で最大のフランスは前年を19.8%上回る1538万9000トンになると予想。1月の1478万4000トン、3月の1526万4000トンを上回る。2位のルーマニアは3月に1219万5000トンの初回見通しで据え置いたのから、1282万5000トンに引き上げた。ただし、前年からは5.1%の減少。3位のハンガリーは756万1000トンの1月時点での見通しから依然として変わらず、前年から5.5%減少予想とした。
Posted by 直 6/8/20 - 14:27



