2020年09月14日(月)
世界小麦生産見通し下方修正、前年から0.1%増加・ABARES
[穀物・大豆]
オーストラリア農業資源経済科学局(ABARES)は四半期ごとの商品レポートで、2020/21年度の世界小麦生産見通しを7億6400万トンと、6月時点での7億6700万トンから300万トン引き下げた。前年から増加の見方は維持しているが、下方修正により伸び率は0.6%から0.1%に小さくなった。欧州連合(EU)を1億4000万トンから1億2600万トンに下方修正し、前年比にして18.6%の落ち込み予想となった。米国も5060万トンから4980万トン引き下げ。一方、黒海周辺地域の生産見通しは1億1500万トンから1億1700万トンに引き上げ、中国も100万トン上方修正して1億3600万トンとした。
2020/21年度の世界小麦消費見通しは7億4900万トンから7億4800万トンに引き下げた。ただ、前年の推定も7億4600万トンから7億4400万トンに下方修正したことから、2020/21年度は前年との比較で0.4%増加の見方に変わらない。食用が前年から1.6%増えて5億3400万トンになる見通しで、200万トン上方修正。しかし、飼料用予想は1億3300万トンから1億3000万トンに引き下げた。前年と比べると6.8%減少。
貿易に関すると、2019/20年度を1億8700万トンから1億9800万トンに引き上げ、2020/21年度は1億9000万トンから1億8600万トンに下方修正した。この結果、2020/21年度は前年から5.8%減少予想にシフト。輸出見通しでEUを160万トン下方修正、アルゼンチンを30万トン引き下げた。黒海周辺地域も30万トン下方修正だが、ウクライナを50万トン、カザフスタンを40万トンそれぞれ引き下げたためで、ロシアは60万トン引き上げた。米国は60万トン上方修正。オーストラリアの輸出は200万トン引き上げた。
世界の2020/21年度期末在庫は2億9900万トンの見通しで修正なし、前年から6.4%増加する。
Posted by 直 9/14/20 - 12:01



