2021年09月08日(水)
米エネルギー省、世界石油需要見通しを前月から引き下げ
[エネルギー]
EIAアウトルック
出所:米エネルギー省情報局(EIA)、単位100万バレル(日量)
2022年 | 修正 | 2021年 | 修正 | 2020年 | ||
世界需要合計 | 101.01 | ↓ 0.24 | 97.38 | ↓ 0.25 | 92.42 | |
世界供給合計 | 101.45 | ↓ 0.34 | 96.14 | ↓ 0.24 | 94.18 | |
価格見通し | 2022年 | 修正 | 2021年 | 修正 | 2020年 | |
WTI原油 | $62.37 | →0.00 | $65.69 | ↓ 0.24 | $39.17 | |
レギュラーガソリン小売 | $2.75 | ↑ 0.02 | $2.91 | ↑ 0.04 | $2.18 |
米エネルギー省情報局(EIA)は8日に発表した短期アウトルックで、2021年度の世界石油需要を日量9,738万バレルと推定、前月から25万バレル下方修正した。前年比では496万バレル、5.37%の増加となる。中国の見通しを12万バレル、欧州を6万バレル引き下げた一方、米国やカナダは上方修正した。2022年度の需要は日量1億101万バレルと前月から24万バレルの引き下げ、前年比では363万バレル、3.73%増加する見通しとなった。
2021年度の世界石油供給は日量9,614万バレルと、前月から24万バレルの引き下げとなった。前年からは196万バレル、2.08%増加する。米国やOPEC、旧ソ連邦の見通し引き下げが背景にある。2022年度は1億145万バレルと34万バレルの下方修正、前年比で531万バレル、5.52%増加するとした。OPECの8月の石油生産は日量2,677万バレルと、前月から6万バレルの増加となった。サウジの生産が10万バレル増加したほか、イラクが8万バレル、UAEが5万バレル増加、一方でナイジェリアの生産は17万バレル減少した。
価格見通しは、2021年のWTI原油価格平均が1バレル65.69ドルと前月から0.24ドルの引き下げ。2022年は62.37ドルに下落、前月からは据え置きとなった。レギュラーガソリンの小売価格は2021年が1ガロン 2.91ドルと前月から4セントの引き上げ、2022年は2.75ドルに下落する見通しで、前月からは2セントの引き上げとなった。
Posted by 松 9/8/21 - 12:14