2021年09月14日(火)
IEA、7‐9月期の世界石油需要見通し大幅に引き下げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は13日に発表した月報で、2021年の世界石油需要が前年比で520万バレル増加するとの見通しを示した。前月からは10万バレル下方修正した。アジアを中心にCOVID-19デルタ変異株の感染が拡大していることを受け、7‐9月期の需要見通しを20万バレル引き下げたことが背景にある。2022年の需要は、前年比で320万バレル増加するとの見通しで据え置いた。
8月の世界供給は日量9,610万バレルと、前月から54万バレル減少した。8月末にメキシコ湾の直撃したハリケーン「アイダ」によって、日量170万バレルの生産が停止、生産の停止は累計で3,000万バレルに迫っている。9月にはOPECプラスの生産増加によってこうした供給停止分が相殺され、生産量は横ばい、10月にはOPECプラスの減産縮小が続く中で、生産も増加に転じると見られている。
2021年度の製油所稼働は、7-9月期に日量7,850万バレルと、前月から83万バレル下方修正された。7月みに中国の稼働が大きく落ち込んだことや、ハリケーンによる米国の稼働停止が背景にある。4-6月期からは150万バレルの増加となる。8月には原油価格に下落で精製マージンが拡大、精製活動が活発となった。
OECD諸国の石油在庫は、7月末時点で28億5,000万バレルと、前月から3,440万バレルの取り崩しとなった。2016-20年の平均を1億8,570万バレル、COVID-19の感染拡大以前の2015-19年の平均は1億2,030万バレルそれぞれ下回っている。速報データによると、8月には米国、欧州、日本で更に3,110万バレルの取り崩しが進んだと見られている。洋上在庫は8月に1億170万バレルと、2,030万バレル減少した。
Posted by 松 9/14/21 - 06:09



