2021年12月07日(火)
EIA、世界石油需要見通しを前月から引き下げ
[エネルギー]
EIAアウトルック
出所:米エネルギー省情報局(EIA)、単位100万バレル(日量)
2022年 | 修正 | 2021年 | 修正 | 2020年 | 修正 | ||
世界需要合計 | 100.46 | ↓ 0.42 | 96.91 | ↓ 0.62 | 91.81 | ↓ 0.61 | |
世界供給合計 | 100.93 | ↓ 0.49 | 95.63 | ↓ 0.34 | 93.84 | ↓ 0.35 | |
価格見通し | 2022年 | 修正 | 2021年 | 修正 | 2020年 | 修正 | |
WTI原油 | $66.42 | ↓ 1.86 | $67.87 | ↓ 1.15 | $39.17 | →0.00 | |
レギュラーガソリン小売 | $2.88 | ↓ 0.03 | $3.00 | →0.00 | $2.18 | →0.00 |
米エネルギー省情報局(EIA)は7日に発表した短期アウトルックで、2021年度の世界石油需要を日量9,691万バレルと推定、前月から62万バレル引き下げた。前年比では510万バレル、5.55%の増加となる。旧ソ連邦の見通しを大幅に修正したことが背景にあり、米国の需要は9万バレルの引き上げとなっている。中国は4万バレル引き下げた。2022年度の需要は日量1億46万バレルと前月から42万バレルの引き下げ、前年比では355万バレル、3.66%増加する見通しとなった。
2021年度の世界石油供給は日量9,563万バレルと、前月から34万バレルの引き下げとなった。前年からは179万バレル、1.91%増加する。米国の見通しは7万バレルの引き上げとなった。2022年度は1億93万バレルと49万バレルの下方修正、前年比では530万バレル、5.54%増加するとの見通しとなった。OPECの11月の石油生産は日量2,770万バレルと、前月から32万バレルの増加となった。サウジの生産が10万バレル増加したほか、ナイジェリアが7万バレル、イラクが5万バレル、クウェートが4万バレルそれぞれ増加した。
価格見通しは、2021年のWTI原油価格平均が1バレル67.87ドルと前月か1.15ドルの下方修正。2022年は66.42ドルに下落する見通しで、前月からは1.86ドルの引き下げとなった。レギュラーガソリンの小売価格は2021年が1ガロン 3.00ドルと前月から据え置き、2022年は2.88ドルに下落、前月からは3セント引き下げられた。
Posted by 松 12/7/21 - 12:17