2021年12月08日(水)
21/22年EU穀物生産推定下方修正、前年比3.3%増・USDAアタシェ
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)アタシェによると、欧州連合(EU)の2021/22年度穀物生産推定は2億9249万1000トンと、従来の2億9327万5000トンから下方修正となった。夏の多雨と気温低下を背景にフランスやドイツ、ハンガリーといった主要国の冬穀物イールド見通しが悪化し、修正につながったという。それでも、前年に比べて3.3%増加。また穀物別にみると小麦とコーンは上方修正となった。収穫面積は5257万7000ヘクタールから5189万7000ヘクタールから引き下げられ、前年との比較にすると0.6%増加。フランスとドイツ、ブルガリア、スペインの小麦やポーランド、ブルガリア、ハンガリーのコーンは引き上げられたという。
2021/22年度の小麦生産推定が前年比8.9%増の1億3855万トンとなった。従来の1億3840万トンから僅かにも上方修正。ブルガリア、ルーマニア、ポーランド、スペインが引き上げとなった一方、フランスやドイツ、イタリアは多雨を背景に下方修正。品質にしても、東欧で良好だが、西欧ではたんぱく質が低いなどやはり降雨が負担となり、輸出市場でも問題視される可能性を下。
コーン生産は6685万トンから6950万トンに引き上げられ、前年との比較で3.7%増加。中欧では夏の高温乾燥の被害が出て、イールド低下がみられたが、ポーランド、ベルギー、フランス、ポルトガル、スロベニアの生産が当初の予想以上とした。
2020/21年度の穀物輸出は4710万トンの見通しで、4509万5000トンから引き上げられた。前年と比べると14.8%増加する。小麦は3340万トンから3455万トンに上方修正、前年比7.7%の増加。穀物消費は2億6529万9000トンとみられ、従来の2億6621万トンからやや引き下げとなった。新型コロナウィルス絡みの行動規制やEU各地で動物の病害が多発しており、飼料需要の減少が予想されていることを指摘。消費は前年比にするとほぼ横ばい。
Posted by 直 12/8/21 - 09:02



