2022年01月12日(水)
USDA需給:国内在庫は小麦、コーン、大豆共に前月から引き上げ
[穀物・大豆]
USDA需給報告
出所:米農務省、NY12:00発表、単位:100万ブッシェル、イールドはブッシェル/エーカー
小麦 | 21/22年 | 修正 | 前年比 | 市場予想 | 20/21年 | 修正 |
>イールド | 44.3 | →0.0 | ↓10.87% | - | 49.7 | →0.0 |
>生産 | 1646 | →0 | ↓9.96% | - | 1828 | →0 |
期末在庫 | 628 | ↑ 30 | ↓25.68% | 610 | 845 | →0 |
コーン | 21/22年 | 修正 | 前年比 | 市場予想 | 20/21年 | 修正 |
>イールド | 177.0 | →0.0 | ↑ 3.27% | 177.1 | 171.4 | →0.0 |
>生産 | 15115 | ↑ 53 | ↑ 7.12% | 15069 | 14111 | →0 |
期末在庫 | 1540 | ↑ 47 | ↑ 24.70% | 1485 | 1235 | ↓ 1 |
大豆 | 21/22年 | 修正 | 前年比 | 市場予想 | 20/21年 | 修正 |
>イールド | 51.4 | ↑ 0.2 | ↑ 0.78% | 51.8 | 51.0 | →0.0 |
>生産 | 4435 | ↑ 10 | ↑ 5.19% | 4435 | 4216 | →0 |
期末在庫 | 350 | ↑ 10 | ↑ 36.19% | 349 | 257 | ↑ 1 |
米農務省(USDA)は12日付の需給報告で、2021/22年度米国内小麦生産推定を16億4600万ブッシェルで据え置いた。前年から9.96%減少。イールドも44.3ブッシェルの従来推定を維持した。輸入を1000万ブッシェル下方修正。国内消費は2500万ブッシェル引き下げ、これは飼料及び残余の下方修正が背景にある。輸出も1500万ブッシェル引き下げた。期末在庫は3000万ブッシェル引き上げ、6億2800万ブッシェルの見通しとなった。前年に比べると25.68%の減少だが、市場予想を上回る。
21/22年度の米国内コーン生産は151億1500万ブッシェルの推定で、5300万ブッシェル引き上げた。前年から7.12%増加。市場が予想していた以上である。イールドは177.0ブッシェルで変わらず、市場予想にも届かなかった。期初在庫を100万ブッシェル下方修正。国内消費は8000万ブッシェル引き上げた。食用・種子・工業を8000万ブッシェル上方修正、このうちエタノールだけで7500万ブッシェル引き上げた。輸出は7500万ブッシェル下方修正した。期末在庫は15億4000万ブッシェル、4700万ブッシェル引き上げた。前年との比較にすると24.70%増加。市場予想も上回った。
21/22年度の米国内大豆生産は44億3500万ブッシェルとみており、1000万ブッシェル上方修正した。前年から5.19%増加、市場予想と一致した。イールドも1エーカー51. 2ブッシェルから51.4ブッシェルに引き上げたが、これは市場予想の予想以下。期初在庫を100万ブッシェル引き上げ、残余も100万ブッシェル上方修正した。期末在庫は3億5000万ブッシェルとし、1000万ブッシェル上方修正、市場予想を上回った。前年から36.19%増加する。
Posted by 松 1/12/22 - 12:28