2022年04月26日(火)
22/23年EU穀物生産、前年比2.4%減少・USDAアタシェ
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)アタシェによると、欧州連合(EU)の2022/23年度穀物生産は前年比2.4%減の2億8602万トンの見通しとなった。減反に加え、低調なイールドが予想されているのが背景にある。収穫面積は5175万5000ヘクタールの見通しで、前年から0.4%ダウン。小麦とコーンともに減反見通し。コーンに関すると、価格上昇でもひまわりなどより生産コストの負担が小さい作物へのシフトが作付ダウンにつながるという。
アタシェではまた、ロシアのウクライナ侵攻による欧州の穀物及び油種市場への影響が取り上げられた。ウクライナの輸出停止、対ロシア制裁で2021/22年度の物流が不安定になっていることを認識。また、ウクライナの春の作付が疑問視されていることからも、2022/23年度の輸出入の不透明感が続くとの見方を示した。
2022/23年度の小麦生産が1億3530万トンの見通しになり、前年から2.2%減少する。面積にして前年比0.5%減少。フランスでは菜種への乗り換えを反映して減反予想となっており、スペインでも減少の見通し。反面、チェコ共和国、デンマーク、ドイツ、ハンガリーの小麦作付はやや増加の見通しとなっている。
コーン生産は6750万トンとみられ、前年との比較で4.3%減少する。収獲面積が2.1%の見通し。価格やコスト面でひまわりや大豆の作付志向が高いためという。特に減反が進むとみられているのはルーマニア、フランス、ハンガリー、イタリア、ブルガリアとした。
2022/23年度の穀物輸出は4577万2000トンの見通しで、前年と比べると5.4%減少する。小麦は3390万トン、前年から4.5%の減少になる。穀物消費は2億5942万3000トンとみられ、前年比にすると1.6%減少。
Posted by 直 4/26/22 - 14:15



