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2022年07月08日(金)

22/23年世界穀物生産見通し上方修正、前年比は減少・FAO
  [穀物・大豆]

国連食糧農業機関(FAO)は月次レポートで、2022/23年度世界穀物生産見通しを27億9150万トンと、前月に発表した初回予想の27億8450万トンから引き上げた。前年比にすると0.6%減少で、4年ぶりのマイナス転落見通しに変わらない。

コーンを含む雑穀を15億7000万トンとみており、前年から0.5%、4年ぶりの減少だが、前回報告時の14億9430万トンから引き上げた。中国やインドのコーン増反見通しが修正の背景にあるという。また、ウクライナの生産も前年から大きく落ち込むとみられるものの、当初予想は上回る見通しになったことも指摘した。一方、メキシコや東アジアの一部は下方修正、欧州連合(EU)でも作付が当初の予想以下になり、また乾燥の影響からイールドが下向く見通しを示した。小麦の生産見通しは前年比1.0%減の7億7030万トンとし、7億7080万トンから引き下げた。EU、アルゼンチン、イラクを下方修正したが、カナダとオーストラリアは作付時の好天気や価格上昇が寄与する見通し。ロシアでも天候が寄与して生産見通しがさらに改善しているという。

2022/23年度の世界消費は27億8820万トンの初回予想から27億9740万トンに引き上げた。それでも、前年から0.1%ダウンで、小幅ながら20年ぶりの減少。主に飼料用需要の後退が要因という。ただ、小麦は7億6860万トンから7億7060万トンに上方修正、前年との比較で0.3%減少。インドを引き上げた。雑穀も14億9770万トンから15億370万トンに引き上げ、前年比ほぼ横ばいになる。飼料用がダウンでも、北米やEUを中心に食用の需要増加が予想されるとのこと。

貿易が4億6760万トンになるとの見通しを示した。前年との比較にして2.4%、2年連続減少になるが、初回予想の4億6280万トンから上方修正。小麦が1億8890万トンから1億9060万トン、雑穀は2億2000万トンから2億2280万トンでそれぞれ上方修正。ただ、前年比にすると1.3%、4.1%の減少になる。穀物の期末在庫は8億4660万トンから8億5420万トンに引き上げだが、前年に比べて0.6%、3年ぶりの減少見通しに変わらない。

Posted by 直    7/8/22 - 10:17 

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