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2022年07月13日(水)

IEA、世界石油需要見通しを前月から10万バレル下方修正
  [エネルギー]

国際エネルギー機関(IEA)は13日に発表した月報で、2022年の世界石油需要が日量9,920万バレルと前年から170万バレル増加するとの見通しをしめした。前月に180万バレルの伸びを見越していたのから下方修正した。価格上昇と経済環境の悪化が需要の足枷となり始めた一方で、旺盛な発電需要や中国の需要回復が下支えになったという。2023年度には210万バレルの増加が予想されており、こちらも前月から10万バレルの引き下げとなった。非OECD諸国の需要の伸びが、全体を主導するという。

6月の世界石油生産は日量9,950万バレルと、前月から69万バレル増加した。ロシアの生産が好調さを維持したことや、米国やカナダの生産増が背景にある。一方でカザフスタンの生産は施設のメインテナンスの関係で大きく落ち込んだ。生産は年末までに180万バレル増加、日量1億30万バレルに達すると見られている。2022年通年の見通しは日量1億10万バレル、2023年には1億110万バレルに増加、過去最高を更新すると予想した。

6月の製油所稼働は日量7,920万バレルと、前月から50万バレル増加した。前年同月比では120万バレルの増加となる。いくつかの製油所が稼働を停止していることや、中国以外で稼働率に余裕がなくなっていることから、季節的な石油製品需要の増加に稼働が追いついていないという。精製マージンは5月後半のピークから下がってはいるが、月間では高い水準を維持している。

ロシアの石油輸出は6月に日量740万バレルと、前月から25.万バレル.減少、2021年8月以来の低水準となった。減少は主に原油によるもので、石油製品輸出は日量240万バレルと、比較的安定して推移している。石油収入は204億ドルと、価格の高騰によって前月から7億ドル増加した。前年度の平均を40%上回っている。

世界の石油在庫は5月に500万バレルと、比較的小幅の積み増しとなった。非OECD諸国の原油在庫が大幅に増加した一方、OECD諸国の在庫や洋上在庫は伸び悩んだ。OECD諸国の在庫は5月末時点で26億9,100万バレルと1,520万バレル増加したが、戦略備蓄の放出による部分が大きいと見られている。2017-2021年の平均は、依然として3,210万バレル下回っている。速報データによると、6月は2,200万バレルの積み増しが見られたという。

Posted by 松    7/13/22 - 06:04 

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