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2023年03月03日(金)

22/23年世界穀物生産推定、2回連続上方修正でも前年比は減少
  [穀物・大豆]

国連食糧農業機関(FAO)は月次レポートで、2022/23年度世界穀物生産推定を27億7380万トンと、前月時点での27億6470万トンから引き上げた。2回連続の上方修正になるが、前年との比較にすると1.3%、4年ぶりの減少である。小麦の生産推定を従来の7億7億9370万トンから7億9460万トンに上方修正。前年との比較で2.1%増加、過去最高を更新する見方である。コーンなど雑穀も14億5940万トンから14億6250万トンに引き上げた。昨年9月からの連続下方修正が一服。それでも、前年に比べると3.1%、4年ぶりの減少になる。

2022/23年度の世界消費が27億8000万トンの見通しで、前回報告時の27億7910万トンからやや上方修正したが、前年からは0.6%減少する。小麦を7億7760万トンから7億7795万トンに引き上げ、これで7回連続の上方修正、前年との比較で0.8%増加になる。欧州連合(EU)の飼料用消費を引き上げたのが背景にあるという。一方、雑穀は14億8190万トンから14億8050万トンに引き下げ、前年比1.5%の減少。

穀物の貿易は4億7330万トンとみており、従来の4億7360万トンから僅かに引き下げた。前年との比較にすると1.8%、4年ぶりの減少。小麦を1億97300万トンから1億9780万トンに上方修正し、前年比1.1%増加見通しとなったが、雑穀は2億2350万トンから2億2280万トンに下方修正。前年との比較で3.3%の減少になる。穀物の期末在庫は8億4430万トンと、前月時点での8億4450万トンから小幅修正、前年に比べて1.2%減少見通しになる。

FAOはこのほか、2023年の世界小麦生産が7億8400万トンになるとの暫定見通しを示した。前年から増加だが、過去2番目の高水準予想という。米国で、価格上昇を背景に冬小麦の作付が2015年以来の高水準になったことを指摘。主要生産地の乾燥による影響が引き続き懸念されるものの、一部で目先の降雨予報が出ており、最終的に生産は前年から回復、5100万トンと3年ぶりの高水準が見込まれるとした。カナダでも増反、生産が上向くとの見方を示した。一方、欧州では域内の価格下落によって作付が減少、生産も減少見通し。ロシアの生産は南部の乾燥などによって前年の過去最高を下回ると見通す。ウクライナでは財政難とインフラ被害などのために、冬小麦の作付が前円から40%減少、生産は過去平均を大きく下回る見通しという。

Posted by 直    3/3/23 - 08:45 

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